新宿ふらふら

未来が見えない私です。どうもこんにちは。明るい未来を想像したいけど、想像するとネガティブ一直線になるのが勘弁して欲しいところです。

20代の頃は新宿がホームグラウンドだった私ですが、いま住んでいるところは新宿に出にくく、且つ在宅ワーカーのため外に出ることもめっきり少なくなったため、すっかりとご無沙で「もう何年行ってないかなぁ」ってレベルです。
（ごく希に短時間立ち寄ることはありましたが、すぐに帰ってしまう感じ。）

そんな新宿ですが、ちょっと用事があったのでついでに久しぶりにふらふらしてみようかと。せっかくなので、あまり出番のなかったピンホールレンズを持ち歩いてどんなもんかな？とぼちぼち歩いてみました。

新宿駅のホームは相変わらずだ

新宿駅に降り立つ。駅のホームはあまり変わった感じはしない。

旧東口改札前あたり。違いは改札がなくなったことぐらいか

と思いきや、改札の位置が大きく変わっていた。今までは西口と東口を行き来するには駅に入らないといけなかったけど、改札位置が変わったので、改札を通らなくても行き来できるようになっていたのだ。写真は旧東口改札前あたり。此処の見た感じはあまり変わった感じはしない。

20〜30代の頃はよくお世話になったBERG

旧東口改札を出て左に向かうとBERGという店がある。
ここは喫茶兼飲み屋みたいな店。ここのパンとソーセージはうまかった。
最近は食べてないので、同じクオリティを維持できているかどうかはわからない。

20数年前はよくここでビールを呑んでいた。ビールが1杯300円、ピクルス1皿100円。このピクルスをあてにビールを5〜6杯ぐらい（+赤ワイン）呑んでいたような気がする。当時はみんな煙草を吸っていたし、私も当時は煙草を嗜んでいた。店内が真っ白に煙っていたのを思い出す。そんな店は今や絶滅危惧種だ。

寂れてしまった連絡通路

昔からある西口と東口を繋ぐ地下連絡通路。
JRのほうで西口と東口が繋がってしまったので、こちらはすっかり寂れた感。
今は丸ノ内線の乗客ぐらいしか使わないのかもしれない。

3Dネコ

BERG前の階段を上り、地上に出る。
見上げるとネコが飛び出ていた。
謎技術だが本当に飛び出ている。ニャーン。

桂花も呼び込み

スタジオALTA裏手にある桂花ラーメン。一昔前なら勝手に行列ができる人気ラーメン店だったが、今は従業員が呼び込みしている。時代の流れだね。
「呼び込みの　声に諸行無常の　響きあり」
お粗末。

昔は傷痍軍人がいたトンネル

駅のほうに戻り、連絡トンネルをくぐって西口方面に向かう。
90年代初頭ぐらいまでは、このトンネル中央あたりに傷痍軍人がいた記憶がある。というか、傷痍軍人は新宿のそこかしこにいたような気がするんだよね。
だがしかし、記憶は定かではない。

悪い思い出ばかり横丁

思い出横丁。別名小便横丁。
いい思い出を作るのも、悪い思い出を作るのも、すべてはあなた次第。

人は何故、天玉そばに焦がれるのか

元祖天玉そば。ここはいつもお客が一杯。
いつかは食べてみたいと思いつつ、結局並ぶのが嫌で今の今まで食べたことがない。そして、きっと、食べることなく生涯を終えそうな予感。

呑兵衛ばかりだよ

昼間だけど当たり前のように呑んでいる人ばかり。
私ももう少し歳を取ったら遠慮なく呑んで潰れる。
そんなトコトン駄目な年寄りになりたい。

随分明るくなった気がする

旧西口改札の前にあるロータリーのあたり。
作りは変わっていないけど、随分と明るくなった印象。
新宿に都庁ができる前、この辺りは「ダンボール村」があり、ホームレスのたまり場になっていた。ものすごい臭いであまり立ち寄りたくなかった思い出。また、都庁を作るときに強制撤去させられ、その時の騒乱は凄かったという記憶。
それも遠い昔の話だな。

渡り廊下みたいな場所ののれん街

京王百貨店の中地階にある京王のれん街。
ただの連絡通路にしたら勿体ないからのれん街にしてまえ。
といった印象しか受けないのれん街。でも千疋屋とかの有名どころなテナントが入ってる。なんともアンバランスな感じは昔から変わらない。

この辺はもうヨドバシの天下だな

ヨドバシカメラ本店向かいのバスターミナルがあった場所。
ここはヨドバシが浸食していた。この辺一帯はヨドバシの天下だな。

東京チカラめし健在。ゲーセン全滅

ヨドバシの裏側あたり。
飲み屋が多いのは相変わらずといった印象。東京チカラめしが生き残っていて思わず笑ってしまう。まだあったのか。米が不味いんだよな。
残念なのは街のゲーセンがほぼ全滅していたこと。この辺りのゲーセンは大変お世話になりました。これも時代の流れだね。

時計がない！

南口近く。甲州街道沿いのファーストキッチン。まだあった。
ただ「ウェンディーズ・ファーストキッチン」になっており、シンボルだった大きな時計がなくなっている。ファーストキッチンと言えばあの時計。あの時計と言えばファーストキッチン。
つまりあの時計がファーストキッチンの本体みたいなものだったのに。それがないとは、もはや亡骸だ。

頭の寒くなった全世界のおとうさんの味方

昔からあるし、昔から社長は変わらない。しかし実物を見たことがない幻のアイテム。それがスーパーミリオンヘアー。
一度でいいから振りかけてみたい。

ここをまっすぐ行くと紀伊國屋書店

南口の場外馬券売場近く。その昔、左手グリーンの建物の辺りにはゲイ専門の映画館があった。その映画館が潰れるまでずっと貼られていたチラシ。
「男性スタッフ急募！寮完備」
アーッ。

変わらぬ佇まい

新宿駅南口。東京に雪が降るといつも中継される場所。
ここだけはあまり変わらず、昔ながらのまま。ただし、周りは激変している。
↓の動画とかを見ると違いがよくわかる。

久しぶりの新宿。変わったようで変わってないようで変わっている。そんな感じ。
たまに歩くと楽しいけれど、昔と違って大抵のことが家で片付いてしまう時代。
新宿に出てまでする用事がないのでしばらく行くことはないでしょう。

次に行ったときはまた大きく変わっているのだろうか。
それはそれで楽しみであります。