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発達障害・障害etc.

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#支援教育

「発達障害があるんです」って告白した時に言われてみたいことと嫌なこと

「発達障害があるんです」って告白した時に言われてみたいことと嫌なこと

「発達障害があります」という告白。

それは、親御さんが障害のあるお子さんのことを知り合いや親戚に告げたり、学校のクラスの保護者にみんなの前で伝える時や、

発達障害のある人が、友人や職場に告げたりするケースがあると思うんだよね。

そんな風に「発達障害がある」って他の人に告げるのには、告げたい理由・告げなきゃいけない理由があっての事のはずなんだよね。

発達障害ということを相手の人に知ってもらう

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発達障害の事を知らない人に興味を持ってもらうことの難しさ

発達障害の事を知らない人に興味を持ってもらうことの難しさ

これは、8年前にツイッターを始めた時の初ツイート。この時から私は、アスペルガーや自閉症をはじめとする発達障害の理解をすすめる為に何かしたい、どうすればいいのか、どうやってわかってもらえばいいのか、何を伝えるべきなのか…を追求し続けてきて今に至っています。

その中でツイッターに始まり、ブログ、Facebook、ハフポストに寄稿…と色々自分なりに私自身ができることをやってきたつもりなんだけど、どうし

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【心の理論】「自閉症の人は、他の人の気持ちが理解できない」って違うと思うの

【心の理論】「自閉症の人は、他の人の気持ちが理解できない」って違うと思うの

(はじめにお断りしておきますが、今日のnoteはちょっと長めです。)

日々の生活の中で、多分大半の人は「相手の人はこう考えてるんだろうな?」「私がこれを言えば、多分嬉しがってくれるだろうな」といった、他の人の気持ちをなんとなく推し量ってコミュニケーションをとっていると思うのね。

こういうのを「心の理論(Theory of Mind):英語圏ではToMと略されることが多いです」といって、他の人の

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発達障害の人の「自分らしさ」。生きやすさと引き換えに手放さなくていいんだよ

発達障害の人の「自分らしさ」。生きやすさと引き換えに手放さなくていいんだよ

ひじの内側を虫に刺されてかゆくってカキカキしてたら赤くなってきた…。そんなひじの内側をみててふと思いだしたんだよね。自閉症の友達ライアンに久々に会った時のこと。

ライアンは、いつも私の顔を見ても私だとわかってくれない。でも私のひじの内側を確認すると「チャビ母ちゃんこんにちは」と一緒に楽しんだ思い出話を話しだしてくれた。

ライアンは人を顔じゃなく「ひじの内側」で認識するんだよね。

こんな風に生

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パーソナルスペースの違いから考える、「自分がされて嫌なことを相手にしてはいけない」の危うさ

パーソナルスペースの違いから考える、「自分がされて嫌なことを相手にしてはいけない」の危うさ

人と接する時、そこには自分と相手の境界線があるよね。でも厄介なのは、自分と相手の境界線がずれてる事。

自分の境界内(パーソナルスペース)に相手が侵入してきて不快な思いをしても、相手にはそれはわからないんだよね。だからその不快感を態度で示す。そしたら逆に相手はその態度を失礼だと怒ったり…。だってそもそもその相手に悪気はない(不快な思いをさせているとは気づいていない)んだからね。

例えば、電車でく

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