「#これからのメディアを考える」イベントレポート
これからのメディアを考える レポート
今日はnoteさんのこちらのイベントに出席しました。
司会はnoteのディレクターの志村さんでした。
テーマが抽象的な分、つっこんだ質問も多かったりで気を使ったり次のトピックに移すのが難しかっただろうなと思っていましたが、すごくスムーズでわかりやすい進行をしていただけました。
さまざまな立場でメディアを運用されているお三方の、メディアに対する「虫の目」「鳥の目」「魚の目」からの意見が非常にためになるイベントでした。
そんな「#これからのメディアを考える」ですが、みなさんがおっしゃっていたことを全部追いたい!という方は、書き散らかし&終盤に多少の漏れがありますが、本当にずーーっと実況していたので、こちらのツイートをご覧いただければと思います。
#これからのメディアを考える ポイント
だいぶ実況して疲れてしまったこともあり、短くポイントをまとめたいと思います。
ぼくが思った「 #これからのメディアを考える 」ためのポイントは2つです。
「思い」と「出会い」
エモエモしいのはご愛嬌なのですが、お三方のお話を聞いて、メディアが愛されるか、長く続くかにおいて、この2つのポイントが重要であると感じました。
ちなみに、「思い」「出会い」の主語は、発信側やメディアの立ち上げ側でもありますし、情報の受け手側やメディアのユーザーでもあります。
「メディア」って情報が発信されて溜まっている場所ですけど、何のために情報発信するか、その根本の目的は「つながる」ためなんですよね。
発信する側は自分の価値観に共感してくれる人(個人・法人)と「つながる」ため、情報を受け取る側は自分と同じ価値観の人やものを見つけて「つながる」ためで、この「つながる」ことがうまくできているメディアは愛されているのかなと思います。
そして、「つながる」ために必要なものが「思い」と「出会い」かなと感じました。
メディアで言えば、発信側に「思い」がなければ、いくら受け手側に「出会い」が提供できても、価値観への共感がなく、利害ベースのつながりになるので、ユーザーは定着しません。
逆に、いくら発信側に「思い」があっても受け手側に「出会い」が提供できなければ、ユーザーにとって新しい気付きやつながりが生まれないので、飽きられて定着しません。
また、「思い」や「出会い」は単に愛されるメディアに必要な要素というだけではなく、平山さんや徳谷さんや鳥井さんがメディアを立ち上げ、運営をしていく上で非常に大切な要素でもあったのだと思わされるエピソードが紹介されました。
あくまでここで言及するのはほんの一例ですが、平山さんはKIRINに転職されて、作られている方の思いや長く受け継がれてきた知見などに出会い、非常に感動し、これを伝えていくべきと考えたそうで、これらの思いに共感する人々を集めて仲間にしていきたい、という思いがキリンビール公式noteにつながっていたり、徳谷さんはおもしろそうと思った生き方をしている地方の方に話を聞いてみたいという思いを持ってジモコロを運営されていたり、鳥井さんはイケウチオーガニックさんとの出会いからイケウチさんと同じような価値観の人とつながりたい・つなげたいという思いからイケウチな人たち。を運営されているようでした。
(若干うろ覚えな部分もあるので、違っていたらすみません)
今日のこちらの矢沢さんと糸井さんの対談記事にも「孤独」という言葉がでてきます。
もちろん、孤独だからみんながつながりたがるよね、という短絡的な結論が言いたいんじゃなくて、似たような、共感のできる孤独の感じ方をする人とつながることができる人生がとても幸せで、それをお手伝いできるのがメディアなんじゃないかと思ったので引用しました。
まとめ
というわけで、「#これからのメディア」を考えるポイントは「思い」と「出会い」だと思っているのですが、これはメディアの本質であって、「#これからのメディア」においても、広告やらデバイスやらテックやらに惑わされずに、「メディア」の役割や意義を見つめることが大切なのだと気付かされました。
最後に、一番印象に残った、鳥井さんの情報発信に関する発言を紹介させてください。
「情報発信は、稼げる稼げないとかではなく、価値観が一緒で出会う前から信頼関係が築けているような人といつかつながるために、日々つながりたい人に届くようにメッセージを発すること」
登壇者のみなさま、司会の志村さんはじめピースオブケイクのみなさん、本当に学びの多い、素敵な勉強会を開いてくださり、ありがとうございました。持ち帰って社内でこの学びを展開しつつ、私自身の業務にも活かしていきたいと思います。
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