記事一覧
【禍話リライト(ではない)】『神棚の紙』
【禍話リライト(ではない)】『神棚の紙』 ※この話はLateral(ラテラル)さんで行われたツイキャス禍話の有料配信 『FEAR飯の聖夜に凹んでかまへんで』 https://twitcast…
【禍話リライト】『ラブホの電話』
年末年始とはいえ、接客や販売など、休みではない業種もある。
タイトルにもあるが、この話はかつてラブホテルで清掃業をされていたAさんという方の話だ。
人間同士、様々な愛し合い方があるもので、限られた清掃時間の中できれいにしなければならない。大変だがそれなりに達成感のある仕事だったという。
そのラブホテルには、ルールがあった。
清掃の仕方などの業務においての決まりごとがあるなか、ひとつ奇妙だった
【怪談】ただそれだけの話7
芝生が聞いた、オチもなにもない、怪奇な話です。
●●●
『ゆびさきひとつで』
梅雨になると思い出す、何年か前に当時の職場の後輩から聞いた話。
その後輩はかなり適当というかだらしないというか、たまに『それは人としてどうなんだ?』と思う言動があった。
ある夜のこと。
打ち合わせで外に出ていた後輩が少し体を濡らしながら帰社した。
その日は朝からそこそこの雨降りだった。傘を持って出なかったのか
【怪談】ただそれだけの話6
芝生が聞いた、オチもなにもない、怪奇な話です。
●●●
『旅行土産』
知人経由で聴いた話。体験者の方をYさんとする。
昨年の夏のある時。知人は友人たちと一緒に、最近恋人と別れたYさんを誘い、知人、Yさん、二人の友人の合計四人で、某都道府県にある宿泊施設へ土日を使いレンタカーで旅行に出かけた。
その宿泊施設というのが、元は小学校だった廃校を改装してつくられたものだった。
田んぼや森林の緑
【禍話リライト(ではない)】『神棚の紙』
【禍話リライト(ではない)】『神棚の紙』
※この話はLateral(ラテラル)さんで行われたツイキャス禍話の有料配信
『FEAR飯の聖夜に凹んでかまへんで』
https://twitcasting.tv/lateral_osaka/shopcart/194761
のネタバレ(?)が含まれています。
アーカイブ視聴が二〇二三年一月八日(日)いっぱいまであります。補足としての文章になりますので先に
【禍話リライト】『2階の忘れ物』
誰にでも一つや二つじゃ利かない嫌な思い出がある。
忘れていたそんな思い出が、些細なきっかけから脳の奥底から這い出して来る。
というような話がツイキャス『禍話』の語り手・かぁなっき氏の元に届けられた。
●●●
Yさんという女性の話だ。
現在のYさんは「おとなしい」と評されそうな、穏やかで落ち着きのある大人の女性なのだが、
「子供の頃はおてんば、というか……、男の子たちと外で遊ぶことの方が多
【怪談】ただそれだけの話5
芝生が聞いた、オチもなにもない、怪奇な話です。
●●●
『ひょこひょこ』
都内某所の書店で働く友人の話です。
建物一棟がまるまる書店で、各階ジャンルごとに分かれている大型店舗。
あるフロアのある一か所にだけ、友人の言い方をそのまま書くと『ウザい幽霊』が、そのフロアのレジに入っている時にだけ現れる。
レジで接客をしたり作業をしたりしていると、ふと視線を感じることがある。
接客業なのでお客さ
【怪談】ただそれだけの話4
芝生が聞いた、オチもなにもない、怪奇な話です。
●●●
『ベタっぽい話』
タクシー運転手をされているAさんから聞いた話。
還暦に近い年齢で、都内にある鬼籍に入った両親の代からの持ち家にて弟さんと二人暮らしをされているAさん。
業種上、たまに私(筆者)のようなもの好きな乗客から『なんか怖い話とか無いんですか?』と聞かれることがあったそうだが、ある時まで一切そのような体験も、同僚から伝え聞く
【怪談】ただそれだけの話3
芝生が見聞きした、オチもなにもない、怪奇な話です。
●●●
『だれ?』
Sさんが中学生二年生の頃の話。
当時Sさんは、登校拒否とまではいかないけれど、学校にはあまり行かずにぶらぶらしていた。親も「高校に行ってから真面目にやれば」くらいで、特に口出しすることもなかった。
それで、学校へ行かずに何をやっていたか、というと、本を読んだり友人たちとゲームしたり、いわゆる“非行”――盗んだバイクで
【怪談】ただそれだけの話1&2
芝生が聞いたオチもなにもない、怪奇な話です。
●●●
『黒いゴミ袋』
先日実家に帰省した際に幼馴染から聞いた話。
Mちゃんは市内にあるホームセンターの園芸コーナーで、大学卒業後から今まで働いている。
そのホームセンターにまつわる話だ。
開店前の準備時間や閉店後、はたまた悪天候で客入りがいないような時、従業員が一人で通路を歩いていると、黒いゴミ袋が“出る”のだという。
置いてあるではな
【禍話リライト】『三日前の予言』
『虫の知らせ』という慣用句がある。
なにか良くないことが起こるんじゃないか、という予感を、人の体の中にいる三尸(さんし)や三虫(さんちゅう)と言われる存在が知らせるらしい。
この話に幽霊や妖怪の類は出てこないが、偶然という言葉で片付けるには奇妙な出来事が、ツイキャス禍話の語り手・かぁなっき氏の元に届いた。
●●●
Aさんは五十歳を過ぎたサラリーマンだ。
ある日の終業後、所用の買い物をするた