無職だった編集者

33歳の編集者でしたが、しばらく休んでから、34歳の編集者になりました。たまに日記を書…

無職だった編集者

33歳の編集者でしたが、しばらく休んでから、34歳の編集者になりました。たまに日記を書きます。

最近の記事

35歳、キャリアの棚卸し #1

35歳の(たぶん)編集者のわたしが最近行き詰まったように感じる理由はいくつかあって、フルスイングしてない、っていう感覚がつづいているというのはあるような気がしている。 役割、期待、責任みたいなわかりやすいタグを眼前に並べては、いつか見たヒットをもう一度打ちに行くような、そんな打法が染み付いている。いい意味で脇は閉まっているけどね。 美しいものがみたい。 美しいものに触れたい。 そんなことを嘆くどうしようもなさも、理解できる程度の大人。 資本主義と仲良くしながら、もう少し

    • 8月29日、発熱は夏の呪い。

      土曜日の朝、10時過ぎに起きたら、身体が熱い。まさかと思いながら体温計を脇に差してみると、38度1分。やってんなあ、やってしまったのかと思い、何をすべきかに思いを馳せる。味覚だ、味覚を確認せねばと、そういえば買っておいたペヤングにお湯を注ぐ。久々に食べたがとてもおいしい。ペヤングを食べるとき、いつもダウンダウンの浜ちゃんの顔が浮かんでしまう。昔、『リンカーン』で浜ちゃんがペヤングが好きで、それをフックにした企画をやっていた気がして、ただどんな企画かはずっと思い出せないでいる。

      • ワクチン2回打っても世界は変わらなかった。フジロックには行かなかった。

        目的がなくても文章を書いてもよい、というのはとても心地よいことだと思う。世の中は隅から隅まで意味性と責任に問われているし、時代のせいもあってそれは加速しているように思える。わたしは職業柄、仕事においては圧倒的に文責を持つ必要があるが、気軽に誰かに会えない、云わば「雑談が制限された世の中」において、無名のnoteで、誰も読まないであろう文章を適当に書き殴っても、それは許されることでありたいと願うのだった。ここでは適当に思ったことを、適当に書き残しておきたいと思う。自分なりの、2

        • 7月11日、東京の中心でしあわせでありつづけたケモノ

          久しぶりの日記である。三日坊主は例によって筆を折るよりも先に置いた場所を忘れ、探すことすらも忘れたうちに、気づけばオリンピックまで10日ばかりになっていた。そして、ぼくは無職ではなくなっており、なんなら結構はたらいていた。この日記も、締切前の休日のオフィスから書いている。自分にとっては難易度の高い編集作業につかれたので、ちょっと適当に書き殴ってみようかという試みである。 2020年の後半、たしかにわたしは無職としての生活を楽しんでいたし、あの期間のおかげでいくつかのなにかが

        35歳、キャリアの棚卸し #1

          #2020年の10枚

          2020年は、距離について考えた1年だったのかもしれないと、写真を見返して思ったりしました。なんて後付けです。 2021年もたくさん写真を撮ろうと思っています。

          11月10日、ビルに飲み込まれて街に弾かれてそれでも

          玉置浩二の『田園』よろしく、毎日なにかをがんばっていたいのだけれど、このところの日中はどうにも眠い。眠すぎる。朝からプールで泳いでいるせいかと思って、きょうのジムはマシーン1時間にしたけど、やっぱりお昼には眠かった。ソファーに横になったら最後、そしてこうして夜になっていた。ちなみに、別にジムに行かなくても眠い。 窓を開けると、ひんやりとした冬の空気が部屋に流れてくる。ちょっと寒くなるまで窓を開けているのが好きだ。 まあ無職の生活なんて、こんなぐらいの感じがいいのかもしれな

          11月10日、ビルに飲み込まれて街に弾かれてそれでも

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          週末、久しぶりに野外で音楽を聴きました

          週末、久しぶりに野外で音楽を聴きました

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          10月30日、バカ騒ぎの海でいまも僕は溺れたままさ。

          遅ればせながら『A子さんの恋人』を全巻読んだ。みんながA子さんに無条件に優しすぎるのが気になったものの、久しぶりに一気にページをめくり続けた。この漫画を読んだ人の多くはきっと「登場人物の誰に共感した?」っていう会話がしたくなると思うのだけれど(そこがこの漫画のすごいなところな気がする)僕のモテない人生なりにも、A太郎の孤独にはすこし覚えがあって、最終巻のあとのページでは、どうかたのしい人生を送ってほしいと思った。8年間も溺れていたのだから。溺れている自分に酔っているわけでもな

          10月30日、バカ騒ぎの海でいまも僕は溺れたままさ。

          10月28日、怒りをくれよっていうのはちょっと甘え。

          5日ぶりの日記だ。サボると一瞬で日常が過ぎていくようだ。昨日のことを思い出すのにすこし時間がかかる。 相変わらずジムに行って、筋トレとプールをして、あとは思い立ったときに思い立ったことをしている。その瞬発力を思い出す、そういう類のリハビリなのだ。 ありがたいことに「メディアやりませんか?」というお話をいくつかいたただている。真剣に考えたい。もう一回メディアをやらせてもらえるのであれば、自分は何がしたいか、何ができるかを考えないといけない。うっかり語尾を「いけない」で結んだ

          10月28日、怒りをくれよっていうのはちょっと甘え。

          10月23日、君がいないと味がしないんだ

          久しぶりにビジネスマンと、東京駅のホテルでランチをした。すっかり気の抜けた生活をしているから、うまく話せるか不安だった。結果、2時間程度たのしく会話できたのは、先方が聞き上手で優しかったからだと思う。捨てる神があればなんとやら。ありがたい話だ。その方も、過去の自分の経歴を見て声をかけてくれたそうなので、過去の自分もちょっとは褒めてあげたい気がした。 食事のあと、KITTEのスタバで考え事をした。買って以来持て余していたiPad Proに固まらない思考をなぐり書きした。久しぶ

          10月23日、君がいないと味がしないんだ

          10月22日、整えられた生活に。

          ジムに行って、筋トレをして、プールで泳いで、ラーメンを食べて、昼寝をして、音楽を聴いて、一品だけ料理をつくって、妻を迎えに行って、お風呂に入って、日記を書いて、このあとたぶんちょっとだけゲームをして、寝る。 少し未来の自分がこの日記を読み返したら、ちょっと嫉妬しそうな一日だった。 明日は久しぶりにビジネスマン的な人に東京駅のホテルで会う予定がある。会話できるのだろうか。いま、ゴーストオブツシマのことぐらいしか話せないよ。

          10月22日、整えられた生活に。

          10月22日、『はりぼて』は誰だ君だ僕だ。

          アップリンク吉祥寺は平日の朝9時30分だとは思えないほどに賑わっていて驚いた。ほぼ空席のないスクリーンも久々で、なんだか逆に新鮮だった。 『はりぼて』観てきました。ずっと観たかったけれど、腰が重かった。どうせ自分と向き合う映画になるだろうなと思っていた。案の定そうだった。なので、詳細の感想はまた文章にまとめたいと思う。きょう1日、吉祥寺をぐるぐる歩きながら考えたけど、うまくまとまりそうもなかった。下記は雑感。 あらすじを一応。2016年頃、富山県の市議会議員に政治資金の不

          10月22日、『はりぼて』は誰だ君だ僕だ。

          10月20日、ここは相模湖、迎えに来て。

          10月は晴れたら山に行きたいとずっと思っていた。やっと祈りが通じたのが20日で、高尾山をゆっくり登って、相模湖に寄った。いろいろ文章にしたいことを考えたのだけれど、今日はもう眠いので、「相模湖には、幻みたいなゲームセンターがある」ということだけ写真で伝えたい次第です。 明日はたくさん映画を観に行くつもりです。

          10月20日、ここは相模湖、迎えに来て。

          10月19日、前略、床の上から

          気圧のせいなのか、頭が痛くて使い物にならなくて、何するわけでもなくだ横になっていた。そんな日もあるよね。明日は晴れるらしい。やったね。

          10月19日、前略、床の上から

          10月18日、日曜日の歩行者天国大魔境

          ビジネス街にある日曜のジムは相変わらず空いていて、25mコースをゆったりと泳いだ。コロナ以降、都会に住む意味を考えることもあるけれど、休日のビジネス街周辺はジムに限らず、道も駅も空いていて、街を持て余している感じがとても好きだ。あと、どうしても通勤が苦手で、これが改善されることはそうはなさそうなので、まだしばらくは都会に住んでいたいと思う。妻も、通勤が苦手である。 ちまちまと吉田豪『スーパーサブカル・スター 鬱伝』を読み進めている。この本では、吉田豪は「文化系男子は40歳前

          10月18日、日曜日の歩行者天国大魔境

          10月17日、東京の雨はなんか嫌じゃない。

          東京は寒い雨が降っていたけれど、テレビのなかの対馬はだいたい晴れていた。『ゴーストオブツシマ』がやっぱりおもしろい。アップデートはまだしていない。まずは本編をはやくクリアしたい 昼ぐらいにはなにかを書こうとしてたんだ。でもまったく何も覚えちゃいない。休日は休む日だよ、と妻がよく云うその意味がすこしわかった気がした。あ、知人がTwitterですごくバズっていて(20万RT)、なぜか誇らしかったです。

          10月17日、東京の雨はなんか嫌じゃない。