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35歳、キャリアの棚卸し #1

35歳の(たぶん)編集者のわたしが最近行き詰まったように感じる理由はいくつかあって、フルスイングしてない、っていう感覚がつづいているというのはあるような気がしている。

役割、期待、責任みたいなわかりやすいタグを眼前に並べては、いつか見たヒットをもう一度打ちに行くような、そんな打法が染み付いている。いい意味で脇は閉まっているけどね。

美しいものがみたい。
美しいものに触れたい。
そんなことを嘆くどうしようもなさも、理解できる程度の大人。

資本主義と仲良くしながら、もう少しだけでも美しさに触れられないものか。
後ろ盾はないから、お金はほしい。
ただ、このつまらなさと等価交換だと、まだ思いたくない。

できることは、絶対にある。
20代のモラトリアムとはまた違う葛藤。
言葉にすると、なんだかって感じだけど。

環境のせいにしたいとか、そんな気持ちはまったくなくて、
結局、打席に立つときの自分の感情だけが道標です。

なにか思考も思想も散らばって、シナプスがつながらない日々のなかで、
掛け算が起こらないなら、とりあえず足し算をつづけよう。

3年前の打席が、途中で終わってしまったことを、まだどこかで悔いている。
次の打席へ、しまっていこうぜ。

推敲のないテキストを、まずはネットの海に投げるだけ。
小さすぎる第一歩だけど、これが精一杯。
#2につづく。

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