10月23日、君がいないと味がしないんだ

久しぶりにビジネスマンと、東京駅のホテルでランチをした。すっかり気の抜けた生活をしているから、うまく話せるか不安だった。結果、2時間程度たのしく会話できたのは、先方が聞き上手で優しかったからだと思う。捨てる神があればなんとやら。ありがたい話だ。その方も、過去の自分の経歴を見て声をかけてくれたそうなので、過去の自分もちょっとは褒めてあげたい気がした。

食事のあと、KITTEのスタバで考え事をした。買って以来持て余していたiPad Proに固まらない思考をなぐり書きした。久しぶりに字を書いたら、あとで読み返せなかった。リハビリが必要だ。

夜は、妻とベランダで飲んだ。夜風が気持ちよい、わずかな季節。

ANNの岡村さんの結婚報告回を聴いた。結婚が幸せのすべてなんかじゃない時代に、岡村さんの結婚がなぜ嬉しいんだろうなって考えた。結局よくわからなかったけれど、でも、岡村さんの孤独（僕には想像もできない）を誰かと分かち合えるなら、どんなに素敵なことだろうか。「支えられ婚」と称した岡村さんの照れた様子に、少し泣きそうになった。

aikoの質問攻めもよかった。「奥さんとのドライブにはどんなところに、何時ごろにいくんですか？」「奥さんとお風呂上がりにいっしょにアイスを食べたりするんですか？」とか、生活の節々にある「これまで一人ですることを、二人で分かち合うこと」という視点は、aikoの詩世界の根底にあるものだと思った。泣いてるaikoも切なくて素敵だった。aikoのことが、また好きになった。新曲のサビのパンチラインもよいよね。

''最近はおとなしく家に帰ってるよ　君がいないと味がしないんだ"