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shi3z note

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2024年6月の記事一覧

VisionProは結局「買い」なのか?

VisionProは結局「買い」なのか?

いよいよVisionProの日本発売が間近に迫ってきている。
日本発売に合わせて新しいアプリが次々発表されている。
特に注目しているのは日経空間版

だが、個人的に一番可能性を感じたのはAmazeVRというVRコンサートアプリ

これは色々なアーティストを超高精細なVR撮影とCGを組み合わせた全く新しいエンターテインメントコンテンツだ。

これで見るとアーティストがほぼ目の前に「居る」という感覚が

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BitTransformer界隈に激震!ついに使える乗算フリーLLMが登場!?

BitTransformer界隈に激震!ついに使える乗算フリーLLMが登場!?

今年の3月ごろに話題になって、それから僕も実験してみたけどさっぱり学習できないBitTransformerに変わり、新たにMutmulFreeTransformerというものが出てきたようだと、NOGUCHI, Shojiさんが教えてくれたので試してみた

ただ、2.7Bモデルが量子化なしで4090で推論できてるとしたらそれだけですごい(というかMutMulFree自体が一種の量子化なのだが)。

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これはマジで革命的!AI搭載自動運転ドローンが99g

これはマジで革命的!AI搭載自動運転ドローンが99g

日曜に新技研の内装工事をしていたら、参加者の一人がドローンを持ってきていた。

これが素晴らしくて、AI的なものが搭載されていて顔認識して自分を追いかけたり、基本的に自動操縦で撮影したりとよくできてる。

昔のドローンは、まず箱から出してセットアップして、アプリを立ち上げてという手順が必要だったが、これはそれが全くいらない。撮影するだけならスマホに一切触る必要がない。

つまり、自動運転が前提のド

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新宿ゴールデン街unLIMITEDのカルボナーラ

新宿ゴールデン街unLIMITEDのカルボナーラ

ある日、ゴールデン街のBar図書室で飲んでいたら、「歌舞伎町の喫茶店」の話になった。

吾輩はよく待ち合わせに使う。広々していて大きなガラス窓があり、いつも結構空いていて、しかも他の喫茶店と違って路面店なので階段を登ったり降りたりする煩わしさもない。

「あーあそこね、よく使うわ」

と言うと、一緒にいた人たちから「命知らずか」「よく生きてたね」と言われた。

なぜかというと、その喫茶店は頻繁に銃

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ど素人のピュアオーディオ入門 これはいいものだバイノーラルスピーカー OPSODIS-1

ど素人のピュアオーディオ入門 これはいいものだバイノーラルスピーカー OPSODIS-1

浅草橋技研ベースでLispとVisionProのプログラミングをしていたら、普段みない人たちが続々とやってきた。

どうやらテクノエッジがイベントをやるらしい。

「清水さんも来てよ」というので冷やかし半分に行ってみた。
WWDC振り返り、ということでTier1ジャーナリストの石川温と本田雅一によるトークを弓月ひろみ司会で解説するという。

Appleからビジネスクラスとホテルを奢られるTier1

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LispからGPT-4を呼び出してリスト処理の基礎を体験する

LispからGPT-4を呼び出してリスト処理の基礎を体験する

そもそも目的はLispを使って初心者にもプログラミングを教えることであった。それが本当に正しいことなのかはともかく、僕も多少は実用的にLispを使ってみたいのでLispで遊ぶには合目的的である。

Claude-3と30分くらいすったもんだしていたらコードが出来上がった。

(defun generate-text (prompt &key (max-tokens 100) (json-mode

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macOSとVSCodeでLispするための備忘録

macOSとVSCodeでLispするための備忘録

Lispって凄いなと思うわけだが、昔からLispを使ってみようにも実用的な使い方に辿り着かなかった。Lispも使えないくせにハッカーとは何事だと怒られそうでビクビクする今日この頃。

いろんな人にプログラミングを説明するときに、実はLispが一番いいんじゃないかと思った。だって(+ 1 2)で1+2になるっていう法則さえわかれば、Lispってなんでもできるんだぜ。for文とかwhile文とか面倒な

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音声からプログラムを自動的に作るautocodeを作った

音声からプログラムを自動的に作るautocodeを作った

なんか吾輩の昔のブログを読みたいという酔狂な奴がいて、何でも最近会社を立ち上げたらしくて売上が1億を超えたところらしい。

他ならぬ友が会社を立ち上げて苦労している時に、吾輩の昔のブログのタイトルだけ覚えていて、それが見たいのだという。

吾輩は主にAI学習用に自分のブログのアーカイブを持っている。
持っているのだがHTML形式のため非常に読みにくい。

そこでHTMLタグ除去コードを書こうと思っ

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自分の職場は自分で作る!新技研建立中

自分の職場は自分で作る!新技研建立中

ある日、技研ベースの渡辺マスターからこんなメッセが来た。

「技研ベース、9月までに引っ越さなければならなくなりました」

技研ベースに大家さんがやってきて、「オーナーが変ったから全テナント入れ替えたいので9月で出てっくれ」と言われたらしい。

「頭が真っ白になって何も考えられない」

と、呆然としていたマスターだったが、一週間もしないですぐ近くにもっといい物件を見つけてきた。運である。

しかも

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これぞドリームズ・カム・トゥルー! 映画監督になる方法

これぞドリームズ・カム・トゥルー! 映画監督になる方法

昨日、ついにTOHOシネマズ新宿で「イケボーイズ」が公開された。
わいもプレミア公開に招待されていたので行ってきた。

なぜわいがプレミア公開に招待されたのか。
なぜなら監督が親友だからだ。

親友というか、この映画の監督、エリック・マキーバーは僕が経営していた株式会社UEIの社員だった。

エリックとの出会いは横浜のSIGGRAPH ASIAで、やたら背の高い白人がうちの女子社員に絡んでいた。

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存在しない脅威

存在しない脅威

Computex Taipei 2024に行ってきた。
詳しいレポートはどこかの原稿料の出る媒体で公開するが、原稿料の出る媒体では書きにくいことをここに書いておく。

どことは言わないがアンチウィルスソフトの会社が「AI Security Cafe」というのをやっていて、そこの講演タイトルが「AI PC, a Double-Edged Sword」だった。

プロAI驚き屋(とりあえずなんでも驚い

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AIと旅行

AIと旅行

まあ僕は旅行というものを滅多にしない。「さすらい」は旅行というよりも仕事だ。

広告業界ではとりあえず海外に行って企画のヒントを探ることをシナハン(シナリオ・ハンティング)と呼ぶ。僕にとって無目的な旅行はなく、全ての移動過程は自分にとっての試練であり、修行でもある。

ごくたまに、何かの縁で招待を受けて、海外のリゾート地なんかで、すごく広くていい部屋に一人で泊まった時なんかは、窓の外に広がるエメラ

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台湾、ビールしかないから俺には住みにくいが健康にはいいかもしれん。フィクションはくだらないのか?

台湾、ビールしかないから俺には住みにくいが健康にはいいかもしれん。フィクションはくだらないのか?

台湾に来ている。
機内でVIsionProをつけながら26世紀青年を見た。金曜日のイベントのための準備である。我ながら真面目だ。

国内であらかじめVisionProにダウンロードしておき、機内で見た。
こういう使い方に、VisionProほど向いてる機械はない。

これ、例の本で落合くんと暦本先生が「AIが発達したら人間はどんどん馬鹿になって行ってこうなる」というディストピアを描いたコメディ映画

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ド下手な俺が半日だけ絵を練習してみた

ド下手な俺が半日だけ絵を練習してみた

前回

前回、絶望的な画力のなさでAIといえど俺の伝えたいことが伝えられなくて非常に困ったので、もうここは諦めて絵を勉強することにした。人間、何歳になっても勉強できる!

職業柄、「図」はよく描くのだが、「絵」特に、メカではないキャラクターは苦手だった。

学生時代、「漫画アニメーション研究会(まに研)」の幽霊部員だった時も、キャラクターが描けなかったので馴染めなった苦い記憶を持つ。

しかし、時

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