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職人大集合!!/小さな山の中で家具職人をしている若者の話[15]
前回の話↑
プチストライキの話↑
シショーの話↑
年始早々死にかけた私は、『もうこんな会社辞めてやる!!』と思った。
でもあと一年、あと一年だけ頑張ろう。
ここで吸収できるもの全て盗んで次のステージに進もう。
そう決意した。
心身共に疲れ切っていたけど、仕事は待ってくれず、次の納品が控えていた。
私は仕事の途中でプチストライキをしたので少しだけ回復していたけど、今度はシショーが倒れた
小さな山の中で家具職人をしている若者の話⑦梅雨時の対処法-後編-洗礼を受ける
前の話↓
さて、二つ目の項目
"天敵ヒルの襲来"について。
ここに来るまでヒルと対面した事が無かった私は、ヒルがそもそもどんな姿をしているのかもよくわかっていなかった。
ここに来て2ヶ月ほど経ち豪雨が降った日の翌朝、川は増水し渡る事ができなかった。
「ちょっと探検してみるか。あっこから歩いて行ける道があるらしいねん。」
とシショーは言った。
探検とか言われると行きたくなってしまう。
雑
小さな山の中で家具職人をしている若者の話⑥梅雨時の対処法-前編-ついでに上司の武勇伝も対処
前の話↓
気温と共に湿度も上昇、本格的な夏の訪れを前に梅雨がやってくる。
山の中というのは、マイナスイオンがあるなんて言うけれど、本当に湿度が高い。
工房の湿度計は冬でも大体70%を超えているのだが、雨が降れば振り切ってしまうので、梅雨は常に”計測不能”である。
そんな梅雨時に気をつけなければいけないこと。
一、豪雨による川の氾濫
二、天敵ヒルの襲来
まあ、襲来というのは少し盛りすぎか
小さな山の中で家具職人をしている若者の話④建物というか、半分外
前の話↓
なんか、イケてる
と思った工房は、単管で作られており、よく見ると一部壁がブルーシートであった。
単管にブルーシートを紐で括り付けただけの壁。
風が吹くとその青い壁は揺れ、隙間からは外が見えている。
工房の中は2本のでかい木が突き抜けており、その木を囲むように壁があった。つまり見上げれば、屋根にはその木より一回り大きい穴が開いている。
ここから雨が吹き込むことは容易に想像できる。