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NetflixでSFを観ている②(スペース・スウィーパーズ/月影の下で/アンブレラ・アカデミー/メッセージ)

スペース・スウィーパーズ

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「お嬢さん」でお馴染みのキム・テリが宇宙船の船長を演じるっつーんだからそりゃ観るしかなかった。韓国では初となる宇宙系SF映画らしい。そんな記念碑的一作に相応しい、王道を痛快にぶっ駆け抜けるヒロイックな映画だった。"訳アリで集まった寄せ集めチーム"でギャング系・盗賊系の野蛮なノリというベタな質感がずっと恥ずかしくないのは、圧倒的な画力と小気味いい演出力があってこそ。ソン・ジュンギ演じるキム・テホとその娘、そしてコンニムが結びつきあうあの一連のくだりはずっと泣けちゃった。SFは絵空事だとしてもこれを叶える!っていう強い意志を見せてくれるから好きだ。



月影の下で

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1988年から2015年までを舞台とする、という触れ込みだけでもう好きだろ、と思って観た。SF分類されてたのに最初はなんか、「生きてるものはいないのか」的な人がばたばた謎に死んでいく系でどうしたものかと思っていたけど、徐々にその秘密が紐解かれていくうちに諸々が気持ち良く繋がっていく作品。ただまぁこれは「なんていう話を作ったんだ、、、」と最終的に絶句してしまうタイプで、終わりに近づくにつれて漂ってくる不穏な空気感が的中した瞬間は目を覆いたくなった。その真実を追い求めて何もかもをすり減らしてきた主人公と、その真実に値する女性の存在。何もかもが無情だ。



アンブレラ・アカデミー

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能力者モノに時間移動モノが絡んでると聞いてそいつは絶対に観ないと、となってシーズン2まで視聴完了。どこまでも広がる途方もないストーリーゆえ、シーズン終わりはヘトヘトになる。エンタメ性高めなシーズン1から、社会的な提言も含んだシーズン2の流れも自然だし、史実とともに描くヒーローの姿という点では「ビリーバット」とか「ウォッチメン」的な意匠もあって見ごたえがあった。メンバーだとクラウスがずっとうるさくて好きだったな、画面に出てくるとワクワクするやつ。ちゃんと悲哀もあった。出演者で言うと「13の理由」のハンナのママがパンチある役で出てて最高だったな。



メッセージ

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これはNetflixオリジナルではないのだけれど、ずっと観ねばと思っていた作品。「her」のエイミー(エイミー・アダムス)と我らがアベンジャーズのホークアイ(ジェレミー・レナ―)の主演。ずっと昔にベボベ小出氏が率いる「みんなの映画部」での感想を読んだことがあって、薄っすらとその解説が念頭にあったので、一周目で理解しながら観進められたけどもこの作品は本当に地球外生命体側の"分からなさ"が素晴らしすぎる。これぞサイエンスフィクションだよ、本来、宇宙人って絶対にこれくらい訳の分からない存在なはずだから。さらば青春の光の「ファンタジー」のネタを思い出す"分からなさ"。



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