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Real Sound寄稿記事、この1年間の総括(2019-2020)

初回記事の打ち合わせが始まってから1年が経ちました。アジカン記事のまぐれあたりがまさか媒体でのライター業務に繋がるなんて、、という感じですがこの1年、なんとか絶やすことなく30本の記事をアップして頂きました。全記事を3トピックスに分類しながら、この1年間の執筆を振り返ります。

[アクセス上位10本]

10位 私立恵比寿中学、ドキュメンタリー映画3作に記録されたタフでポップな歴史 変わらないグループへの思いや姿勢が軸に(2020/03/09)

コロナ禍に入った頃の記事。まだYouTubeにこの題材になった動画残ってますね。エビ中に関してはこのドキュメンタリーが撮られていた時期に最も熱心に追っていたのでこうやって媒体記事として思い出を残せて嬉しかった。


9位 米津玄師「カナリヤ」、菅田将暉「虹」、Mr.Children「Documentary Film」……楽曲を多角的に昇華した短編映画風MV(2020/12/03)

最新の記事。さすがにこれだけネームバリューある3組を記事タイトルに入れたらある程度はアクセス伸びるよな、、とある種の納得の中で作った。いかに読みたいと思わせられる見出しを大多数の中に投げ込むかを1年で学んだ。


8位 宮本浩次、変化を続ける自在な歌唱表現 ソロとエレカシ双方におけるパフォーマンスの振り幅(2020/09/11)

主にReal Soundオフィシャルアカウントによる共有ツイートがリツイートされて、、という形で広まるのだけどこれに関しては自分のアカウントでのツイートがよくクリックされてた印象。ファンの熱量を感じたアクセス数。


7位 [Alexandros]、go!go!vanillas、Base Ball Bear……リモートセッションによって生まれた過去曲の新たな表情(2020/06/22)

[Alexandros]公式と、Base Ball Bear堀之内大介氏のリツイートによってぐっと伸びた印象。これはもろにコロナ禍ならではの記事だったなぁ。ベボベのこのリアレンジ曲たち、リリースしてくれるかな、と僅かに期待してた。


6位 三浦透子、森七菜、上白石萌音、adieu=上白石萌歌……表現力を歌唱にも活かす女性シンガー(2020/06/04)

これは他の記事と違ってFacebookでのシェア率が異常に高くて、あとヤフコメのほうもかなり盛り上がった印象。上白石萌音の人気がとんでもないことになってると実感した。森七菜も、今書くとまた違う反響があるかもなぁ。


5位 スピッツとエレファントカシマシがくれる、明日を生き抜く力 『音楽の日2020』円熟味と信頼感溢れるステージへの期待(2020/07/18)

Real Soundは音楽特番に併せて記事をアップすることが多く、その並びに参加できて嬉しかった。スピッツもエレカシもTwitter上でのファンのサーチ力が高い印象で、その方々に見つけて頂けた感じ。好意的な反応も多かった。


4位 米津玄師、原曲のイメージを刷新する比類なきアレンジ力 「パプリカ」「まちがいさがし」セルフカバー解説(2020/08/08)

『STRAY SHEEP』の関連記事はReal Sound全体でものすごい量あったけど、その中に入れてもらえた1本。2曲で2000字、書けるかなと思ってたけど杞憂に終わった。語れすぎた。


3位 米津玄師、サカナクション、never young beach……奥山由之が手がける驚きと温かみが詰まった映像作品(2020/07/22)

「感電」MVに合わせて、監督であり写真家の奥山由之の作品群を振り返る記事。こういう切り口もアリなんだ!と思った。のちに短編映画風MVみたいな切り口を思いつくきっかけに。


2位 私立恵比寿中学「仮契約のシンデレラ」、TikTokをきっかけに再注目 新規リスナーにも届く楽曲本来のポテンシャル(2020/11/12)

こういうヒット解析記事みたいなのは自分に合わないと思って敬遠してきたのだけど、エビ中のこれに関して誰かに書かれるくらいなら、、と書き上げてみた。ファン感を滲ませながら。


1位 King Gnuのステージが生み出す熱狂とカリスマ性 シーンを駆け上がった2019年のライブ映像を観て(2020/05/26)

これはもうぶっちぎりで1番読まれた。期間限定でYouTubeにあがった1時間のライブ映像から、自分なりのヌー観を抽出して書いた。記事中の「singing!」は「sing it!」ではないかという指摘があり、確かにその通りだと思うのでここで訂正させてください。


[もっと読まれて欲しかった15本]

Base Ball Bear、最新作『C3』で提示するバンドの特別さ/異端さ 『C』シリーズを振り返りながら分析(2020/01/23)

書いてて初めて自分の中でしっくりきた記事。こういうのをたくさん書きたいけどここまで系統立てて語れるバンドってそんなに数はいないので、機会を逃さずに書いていきたい所存。

カネコアヤノ、スカート、藤巻亮太……弾き語りやアコースティックアルバムならではの“歌”の表情(2020/02/01)

3組1テーマっていう記事の書き方を掴めた感じの記事。これはスカート澤部さんにリツイート頂いて公開して数日後にふわっとアクセス伸びてた。書いて残せば届くかも、という喜び。

Mega Shinnosuke、yonawo、クボタカイ、Rin音……福岡発の注目株 メロウな音楽がトレンドに(2020/02/29)

福岡在住というアイデンティティを生かしてのレコメンド記事。yonawoとRin音くんを2月の時点で拾ってたの、我ながら良い線いってるでしょ?!クレナズムとかも書けば良かったな。


サカナクション、「#夜を乗りこなす」ライブ映像配信企画から辿るバンドの歩み パフォーマンスの進化にも着目(2020/04/25)

コロナ禍の始まり、毎週のようにタイムラインが沸き立っていたライブ映像配信企画。結果としてサカナクションの歩みを振り返るインスタレーションのような趣きもあったなぁと。


Bank Band、くるり、ONE OK ROCK、LITE……リモートライブでの新たなバンド表現(2020/05/21)

並びが奇妙すぎまする4組。コロナ禍ゆえ、このタイミングでしか書けないものをと画策した結果この並びに。ZOOM画面が映る一連の映像、遠い記憶のようだけど今年なんだな、、


King Gnu、マカロニえんぴつ、清竜人……セルフカバー各楽曲を聴き比べ 作り手のこだわりが光るアレンジに(2020/06/07)

この頃は毎週のように記事が出てて初めて締め切りに追われる感覚を味わい始めた。対象の曲とセルフカバーを延々リピートしながら通勤電車の中でぽちぽち文字を打ちまくった思い出。

UNISON SQUARE GARDEN、隠れた名曲の数々が“ライブで聴きたい曲”トップ30にランクイン 配信ライブ披露への期待も(2020/06/14)

こちらも、ヘヴィめなファンだからこそな切り口で書いたと思うけどあんまり広まらなかった。でも「君のもとへ」とか「ため息shooting the moon」の話とか書けて嬉しかった。

UNISON SQUARE GARDENはバラードも名曲揃い サブスク解禁を機に紐解くバンドの姿勢(2020/06/28)

サブスク解禁に合わせてダメ押しの2週連続ユニゾン記事、としたけどこちらもあまり読まれず。でも「きみはともだち」とか「クローバー」の話をできる機会なんてないから、満足。


谷口鮪×津野米咲、君島大空×塩塚モエカ、小西遼中心としたTELE-PLAY……リモートで生まれた新たなコラボ曲(2020/07/09)

これもコロナ禍ならでは。wasabiはもっと色んな曲聴きたかったなぁ。こうやって何かを書き残し振り返る機会を設けると色んなことを思い出してしまう。時に寂しい気持ちにもなる。


ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。……最新作で提示された固有のアーティスト性 2組の現在地と不変の美学を読み解く(2020/08/12)

オファーを受けて書いた中では最も充実感のあった記事。2組ともこれを機にがっつり聴き込んだことで随分と思い入れが深くなった。ピアノ主体のポップスって今年のトレンドよなぁ。


サカナクションからUNISON SQUARE GARDEN、銀杏BOYZまで……バンドのこだわり感じたオンラインライブの名演(2020/08/30)

夏以降のオンラインライブを観まくる習慣を活かして選出。この頃は無観客で演出を追求するライブが沢山あり、今や貴重な、音楽を新鮮な形でアウトプットできるコンテンツだった。

RADWIMPSの楽曲が連想させる“夏” 「夏のせい」や「セプテンバーさん」から野田洋次郎の視座を読み解く(2020/09/18)

これほんとに自信作で、めちゃくちゃよく書けた!と思ったんだけど全く反響なかった一番の悔しさがある。なので今一度ここで推します。


橋本絵莉子から羊文学 塩塚モエカまで……ASIAN KUNG-FU GENERATIONが女性ボーカリストとの共演で見せる新側面(2020/10/09)

アジカンをきっかけにこの仕事を頂け始めた経緯があるのでここでアジカンについて書くことはひとつの目標でした。感慨が溢れる文章。


羊文学「銀河鉄道の夜」、NITRODAY「人にやさしく」、長谷川白紙「光のロック」……若手アーティストが歌い継ぐ名曲(2020/10/26)

映画「君が世界のはじまり」の話を盛り込む、というのが裏テーマ。音楽記事でありつつ、他カルチャーとも接続面のある文が好きなので。


藤原さくら×澤部渡(スカート)、eill×Kan Sano、みゆな×クボタカイ……実力派シンガーがタッグで開花させた魅力(2020/11/17)

関ジャムとかで編曲とかの魅力も注目されてたので、そういう視点で書いてみた。こちらはスカート澤部さんのエゴサには引っかからず!

[やや反省の残る5本]

蒼山幸子、沙田瑞紀、佐藤千亜妃……新たな表現に向かう女性アーティストの現在地(2019/12/29)

最初の作品。サイトの雰囲気にそぐう文章を、と練ったので内容的にはいいのだけど「女性」と括る必要あったのかな、と。価値観の変化。


キュウソネコカミ、the telephones、サンボマスター、NUMBER GIRL…2020年アニバーサリーイヤー迎えるバンドに注目(2020/01/04)

2本目。こういう情報を羅列するような記事はもうあまり書いてない。自分が書く必要はないな、と思う。初期の試行錯誤が見える文だ。


グドモ 金廣らによるAsuralbert Ⅱ、アカシック 理姫らによる可愛い連中……メンバーを引き継ぎ始動したバンド(2020/02/16)

題材的には良かったのだけど発表されてる楽曲が少なすぎてなかなか文章化できなかった。あとメンバー引き継ぎバンドって形容が難しい。


マカロニえんぴつ「溶けない」、浪漫革命「あんなつぁ」、神サイ「泡沫花火」……気鋭バンドによる2020年夏を彩る楽曲(2020/07/31)

夏フェスなき夏に発表された夏の歌をずらっと並べたけど1曲あたりの文章量がどうしても少なくなってしまう。もっと工夫がいるな、と。


ズーカラデル、リュックと添い寝ごはん、Omoinotake……シーンを盛り上げる3ピースバンド 小編成から生み出す最大の魅力(2020/11/22)

これは括りとして、なかなか共通項が見出せず、、思いつきだけで提案することも多いので今後は題材の時点で吟味すべきかなぁ、と。

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