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スペースの必要性

前回まで、「整理整頓」について述べ、スペースの無駄を減らそうという話をしてきました。 ところで、スペースの無駄を減らした効果を、単なる時短、残業削減にとどめてしまっては、会社・組織としての生産性向上につながりません。かといって、単純に仕事量を増やしたり、別なものでスペースを埋めてしまったのでは、従業員は「頑張って改善してもかえって忙しくなるだけだよね」と受け止め、満足度はかえって低下しかねません。 ここで提案したいのは、できたスペースは「アソビ」に使うのがよいということです

    • 整頓その2ー探し物の時間を減らすために

      前回の「整頓」の話は、ほぼ冷蔵庫の整頓についてしか述べなかったのですが、仕事の場面でも考え方の基本は同じです。大まかに言えば、頻繁に使うものほど手前に、そうでないものは奥に、一年(場合によってはもっと短いスパンで)使わなかったものは捨てる、と決めれば良いと思います。 一般に「整頓」はその対象物を扱う人の固まり(チームや組織)により、ルールが異なるのが常ですが、どんな形であれ、全員がルールを理解して実践することが重要です。身の回りのもの、自分だけの管理するものであれば、自分が

      • 整頓その1

        前回まで、「整理=捨てる」について述べましたが、今回から「整頓」について述べたいと思います。 「整頓」とは「規則に従って並べること」と定義しましたが、まず「規則」をどうつくるかが大事です。一見すると綺麗に並んでいるように見えても、使い勝手が悪ければ、それは「整頓」されているとは言えません。 たびたび冷蔵庫を例に出しますが、冷蔵庫であれば、大まかには冷凍室と冷蔵室、さらに冷蔵室にはいくつかの仕切りや棚があると思います。あなたはそれらのスペースに何をどのように入れていますか?

        • 整理ー捨てるその2

          前回述べた整理その1では、書類の保存に着目して保存年限が守られているかどうかについて述べましたが、今回は「そもそも保存すべきかどうか」の判断について述べたいと思います。 個人レベルでは、様々な判断基準があると思いますが、こと私の業界に関して言えば、「保存『しなければならない(must)』書類」とは、「組織の長の決裁(判子)を得た文書」が基準であり、主に次のようなものです。 ①収入、支出に関する書類 ②(公開または外部に提供する前提の)報告書類 ③意思決定に関する書類(いわゆ

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          9本

        記事

          整理ー捨てるその1

          前回、「整理」とは「いらないものを捨てること」と述べました。 では、「いらないもの」とは何かについて、自身の中で決まり事はあるでしょうか?または、組織の中で共有されているでしょうか? 例えば、私の職場では、書類の種類別に「保存年限」が決められていて、その年度を過ぎた書類は無条件で処分(破棄)することとなっています。だいたい年に一回、集中処分日が設けられ、職場内で一斉に段ボール詰めの書類が大量に出され、処分業者に引き取られていきます。 通常、職場内で作成・保管されている書類の

          整理ー捨てるその1

          「整理」と「整頓」。

          仕事をしていると、何かにつけて探し物をすることがります。文房具、書類、取引先の名刺、果ては電子ファイルやメールのアーカイブに至るまで。個人差はあると思いますが、少なく見積もっても年間労働時間の数%は探し物の時間に割かれていると思います。 ところで、探し物をしなくて済むように、よく「整理整頓しましょう」と言いますが、「整理」と「整頓」は辞書での意味はともかく、特にトヨタ式でははっきりと区分して使い分けます。(総称して「2S」と言うことが多いです) 「整理」とは、いらないもの

          「整理」と「整頓」。

          流行語大賞ノミネート「時短ハラスメント」

          時短についてこれから本格的に述べていこうと思っていたところ、今年の流行語大賞に「時短ハラスメント」がノミネートされ、その事に関するコラムも掲載されていました。 「時短ハラスメント(ジタハラ)」が起きる会社2つの特徴(横山信弘)- Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/yokoyamanobuhiro/20181111-00103753/ #Yahooニュースアプリ この記事の筆者が述べているポイントは、主に下記のとおりです。

          流行語大賞ノミネート「時短ハラスメント」

          一日は〇〇?

          「働き方改革」と言っても、切り口は様々あろうかと思います。 例えば、下記のようなもの ・同じ仕事を短時間でする(時短) ・同じ時間で仕事の熟度(完成度)を高める(品質向上) ・同じ時間でもラクに働く(軽労化) は、「作業としての質の向上」に関わるものと言えると思います。 また、仕事の成果、またはプロセスに係る満足度など、「働く人のキモチの向上」に関わるものという側面で捉えることもできるでしょう。 まずは、「作業の質の向上」の中でも、「時短」について考えてみたいと思います

          一日は〇〇?

          なぜ仕事には「練習」がないのか

          「トヨタ式」の話をすると宣言してましたが、ちょっとオリジナルの話をします。 当たり前のようですが、サラリーマンって「練習場所」がなかなかないですよね。例えばスポーツで基本動作を反復練習するように、「メールを100通打ってみる」とか「稟議書を○通書いてみる」といった時間や機会はまず与えられないと思います。 「営業のテレアポとかメールは?」というご意見もあるかも知れません。確かに新人トレーニングとして位置付けられる向きもあると思います。「駄目元で」と言ってくれる上司もいるでしょ

          なぜ仕事には「練習」がないのか

          「加減乗除×トヨタ式」の働き方とは

          前回書きだしたnote「サラリーマンだって、夢中でラクに働きたい!~働き方改革時代を生きる「加減乗除×トヨタ式」50(仮)のメソッド」で、「加減乗除」と「トヨタ式」というキーワードについて簡単に触れましたが、改めて私が思う「加減乗除×トヨタ式」という働き方について述べます。 「組織にいながら、自由に働く。」(以下、勝手に「加減乗除本」と呼ばせて頂きます)の中で述べられている「加減乗除」のステージにおいて、「加」は仕事の経験を積み重ねるステージに当たります。この「加」をうまく

          「加減乗除×トヨタ式」の働き方とは

          サラリーマンだって、夢中でラクに働きたい!~働き方改革時代を生きる「加減乗除×トヨタ式」50(仮)のメソッド

          はじめに 昨今「働き方改革」があちこちで叫ばれています。しかし、職場内では上司が「定時に帰れ」と言うものの、仕事は増えても人は増えず、何ら代替策も示されない。プレミアムフライデーなんてどこ行った?そもそも働き方を「改革」する気がある人って、どれだけいるんでしょうか?そんな思いに駈られる一方、周りの同業者が、だいたい次のような人ばかりに見えて仕方がないのです。 ①残業ばかりでくたびれきってる(忙しくて満足度低い) ②仕事が出来るけど、残業へっちゃらのモーレツタイプ(自己満足

          サラリーマンだって、夢中でラクに働きたい!~働き方改革時代を生きる「加減乗除×トヨタ式」50(仮)のメソッド