「加減乗除×トヨタ式」の働き方とは

前回書きだしたnote「サラリーマンだって、夢中でラクに働きたい!~働き方改革時代を生きる「加減乗除×トヨタ式」50(仮)のメソッド」で、「加減乗除」と「トヨタ式」というキーワードについて簡単に触れましたが、改めて私が思う「加減乗除×トヨタ式」という働き方について述べます。

組織にいながら、自由に働く。」(以下、勝手に「加減乗除本」と呼ばせて頂きます)の中で述べられている「加減乗除」のステージにおいて、「加」は仕事の経験を積み重ねるステージに当たります。この「加」をうまく乗り切れると、仕事が面白くなってくる一方でやることが山積みになり、忙しくて回らなくなる…そこで、自分の強みに特化する「減」のステージに移る、というのが大まかな流れになります(なお、「加」ステージでは「減」のステージにたどり着くためのいくつかの「アイテム」と呼ばれるスキルを身に着ける必要がある、とも述べられています)

ところが、向き不向きや好みに関わらず、特にも社会人なり立ての人にとっては、初めての職場で右も左も、仕事の手順も作法もわからず、ただ上司の指示と目の前の書類に追い立てられて(それをOJTと呼ぶ向きもあるでしょうが)、気が付いたらあっという間に1年経っていた…ということになって、「積み重ね」られるのは数年経ってから、という場合が多いのではないでしょうか。また、せっかく職場の雰囲気や仕事の内容に慣れても、配置転換や転勤で仕事内容が変わると、また1からやり直し、なんてこともよくあります。
まして、「これは」という仕事の経験を積み重ねる機会に恵まれれば良いのですが、様々な巡り合せが影響し、自分の好みでない、もしくは向いていないと感じてしまう職場・業務に配置させられると、そもそも「積み重ね」られなくて挫折してしまう場合があります。そんな人たちがまず「加」ステージを乗り越えられる方法論を「トヨタ式」に見出したいというものです。

また、そのこととは別に、加減乗除のあらゆるステージにおいて、常に「時間がない」ということはついて回ります。加減乗除本でもいろいろやりくりしたことについてはさらっと触れていましたが、本質的な「時間」「空間」を生み出す手法論としては、まさに「トヨタ式」の「カイゼン」がうってつけだと思っています。

というわけで、改めて「加減乗除×トヨタ式」を定義づけるとするならば、
・(特に新人・若手が)仕事で挫折することなく
・可処分時間・空間を増やし
・夢中で働き続ける
ことができるサラリーマン生活を目指そう、というところでしょうか。

次回以降は、しばらく私が思うところの、事務分野での「トヨタ式」導入手法について述べてみたいと思います。

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