オマツ

上海リーマン生活3年目。静安寺でくだを巻き、年間50回飛行機に乗る。大気汚染以外は案外…

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上海リーマン生活3年目。静安寺でくだを巻き、年間50回飛行機に乗る。大気汚染以外は案外普通な日常。なお本noteに書かれている事柄は、あくまで本人の体験や周囲からの伝聞に基づいた半分与太話であり、確度は決して高くありません。広い心をもって閲読頂ければ幸いです。

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  • 中国出張日記

    上海リーマンが中国各地に出張した日記。会社には報告しないどうでもいい所感を中心にだらりと綴ります。

最近の記事

これは霧です。いたって健全な霧です。

    • 上海: タクシー移動の多様化。

      今日から2泊3日で日本へ。今回は大学時代の友人の結婚式のため京都大阪の旅。完全なプライベート。 8時過ぎの飛行機に乗るため、6時過ぎには空港に着く必要があり5時前起床……眠い。 私の住むマンション(日本人向け)には日系金融機関勤めの駐在員が多く、予約したタクシーを待つため5時に1階に降りた時には、既にゴルフバッグを持った男性が多数ロビーにいた。手配した車で色々マンションを回って人を拾って行くらしく、門には3列シートの車がわんさかと……。ゴルフをやらない私としては、何ともご苦

      • 深圳: ディレイはともだち

        しばらく国際便にばかり乗っていたので、国内便の激しさを忘れていたようだ。 朝の上海→深圳の飛行機が1時間ディレイした事は前段で書いた通り。しかし昨日は他にも色々と大変な日だった。 離陸してから半分ぐらい進んだ所で、隣に座っていた男性の鼻息が急に荒くなり、痙攣。半分泡吹きそうになりながら目を見開いていたので「おい大丈夫か」と声を掛ける。客室乗務員を呼ぼうとしたところで症状がおさまったようで「大丈夫だ」と返事。でもその後また痙攣しそうになり、そのままどこかへ運ばれて行った。

        • 上海: 空港とドーナツとディレイ。

          杭州から帰って来た翌日の今日、朝っぱらから深圳へ日帰り出張。深圳は広東省第二の都市。中国最大の情報都市でドローンがいっぱいある。不動産や物価を含む生活費水準の高騰でドーナツ化現象が進む、今をときめく一線都市のひとつである。 また、香港特別行政区と陸続きで接しており、地下鉄やフェリーで香港までカジュアルに渡る事ができる。 そのため、昨今日本のニュースでも話題になった香港への日用品爆買い旅団が暗躍する都市でもある。もう規制入ったけどね。まあ深圳に関しては別途。 そんなドーナツ

        これは霧です。いたって健全な霧です。

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        • 中国出張日記
          6本

        記事

          杭州: 麺とお粥と餃子に炒麺

          出張のハイライトといえば、ホテルの朝食である。 中国のホテルは、朝食が豪華。 全てが全てという訳ではないけど、多分出張同行する中国人の同僚のホテル選択基準に入っているのだと思う。助かる。 例えばこんな感じとか(サラダコーナー) こんな感じとか(冷菜コーナー) こんな感じ(熱菜コーナー) あと、ホテルによく有る麺類コーナー。 面条(小麦の麺)、フェンスー(緑豆の春雨みたいなの)、饂飩(ワンタン)から選べるので茹で係に「麺くれ」と言って待つ事1分。 どうも、麺です。ト

          杭州: 麺とお粥と餃子に炒麺

          杭州: 地下鉄とホテルと「お・も・て・な・し」

          仕事のため午後から杭州へ。新幹線(高铁)で上海から1時間ぐらいなので、だいたい東京と静岡ぐらいの感覚。 新幹線にいざ乗ったら隣のおっちゃんがスマホで音鳴らしまくり。きたよコレ。 こういう日に限って、イヤホンを忘れてしまった。 うるさい……と思っていたら、出発と同時に動画をオフ。助かった。 杭州東駅着。日本だと当然のように降りる人優先だけど、中国では全員が「乗る」「降りる」自らの目的に全力を尽くす。当然列には並ばない。Cool! なお、この写真はマナー違反ではないかと思う紳

          杭州: 地下鉄とホテルと「お・も・て・な・し」

          邯鄲: ところにより、曇り

          これだよ、これこれ。北京の空気が悪い悪いと言われているが、当然ながら北京だけの問題じゃない。上には上がいる。 邯鄲、見事な灰色である。グレー・スカイ。どこを見ても灰色。深呼吸するだけで咽頭が悲鳴をあげているように感じるのは私だけだろうか。 灰色。iPhoneの天気アプリで邯鄲の天気を調べてみる。この空は曇りなのか否か!? はい、ありがとうございます。「ところにより曇り」。……「ところにより」の言葉の定義って何なんだろう。 そう、これが本場モンの大気汚染ってヤツよ!!北

          邯鄲: ところにより、曇り

          北京: 青空と羊とRock。

          出張@北京。3/8。5時半に起きて空港へ。8時前の飛行機に乗って北京に10時着。上海−北京便は欧米人も多いので、サービスも全体的に民度が高い。 青空の北京大気汚染のメッカのはずだが、昨日今日と信じられないぐらい晴れている。 アホみたいに晴れている。思えば9ヶ月ぶりの北京。 留学中に住んでいた時はあまり好きじゃなかったのに、出張で来ると少し安心する。昼飯は北京料理店にて。北京飯は味が濃くてジャンキーでよろしい。 名物、羊しゃぶしゃぶ市内をぐるりと回り、夜は羊肉のしゃぶし

          北京: 青空と羊とRock。

          上海: 汚れた空気の中で思う事

           「毎日ゆるゆる書く」と言っておきながら、気がついたら数日書けずじまい。ゆるさにも程がある。反省はするが、恐らくこれから数ヶ月はこんなものか。iPhoneに積んだ本を消化しながらため息。  さて、日本では毎日のように「中国の大気汚染がひどい」とニュースになっているが、そんなニュースはどこ吹く風。今週の上海は本日日曜を除いてこの青空であった。暖かくなり始めると、やや空気の澄み方も変わってくる(気がする)。  一般には、PM2.5に代表される中国の大気汚染物質は「無味・無臭」

          上海: 汚れた空気の中で思う事

          中国の「麺」

           何を隠そう、私はラーメンが好きだ。ラーメンが好きだから中国に住んでいる訳ではないが(むしろそんな人いるのか?)、一般的な定義からして「ラーメン好き」と呼んで頂けるレベルぐらいはあるのかな、と自分でも思う。スープや麺を自作した事まではない。それは一線を越えた先の段階だと思う。  こちらに来たばかりの頃、中国で食事をしていてよく指摘されたが、棒状の食べ物を大雑把に「麺」と表現するのは日本人の悪い癖だそうだ。中国では例えば米の細い麺は「米线(ミーシエン)」、緑豆の麺は「粉丝(フ

          中国の「麺」

          新幹線での移動

          高铁、动车、飞机 1年に50〜60回飛行機(飞机=フェイジー)に乗ると書いたが、当然移動手段は空路もあれば陸路もある。「高铁(ガオティエ)」あるいは「动车(ドンチャー)」というものだ。これらには細かい定義の違いがあるが、基本的に速いのが高铁。  飛行機がだいたい片道で400〜1200元かかるのに対し、新幹線は距離によるが50〜400元ぐらい。空港が完備されていない地域もあり、あるいはわざわざ飛行機で飛ぶ必要のない区間は、大都市まで飛んで市内を回ったのち、新幹線で次の都市へ向

          新幹線での移動

          上海での生活を綴る事について

           2月中旬の春節の後から、Web上で何らかの形で上海および中国で生活する事、仕事する事についてできれば毎日だらだらと書き綴り、ゆるやかに中国から日本へ発信していく事を春節後の自分の目標として設定した。序段として、なんでnoteで日記みたいなものを書こうと思ったか記してみたい。 1)出張がクソ多い(何を発信するか) 私の業務範囲は香港含めた中国市場での販売管理とマーケティング戦略の立案と実行。そのため広い中国を駆け巡るために飛行機に乗りまくる。多くの偉い方が言うには「答えは現

          上海での生活を綴る事について