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深圳: ディレイはともだち
しばらく国際便にばかり乗っていたので、国内便の激しさを忘れていたようだ。
朝の上海→深圳の飛行機が1時間ディレイした事は前段で書いた通り。しかし昨日は他にも色々と大変な日だった。
離陸してから半分ぐらい進んだ所で、隣に座っていた男性の鼻息が急に荒くなり、痙攣。半分泡吹きそうになりながら目を見開いていたので「おい大丈夫か」と声を掛ける。客室乗務員を呼ぼうとしたところで症状がおさまったようで「大丈夫だ」と返事。でもその後また痙攣しそうになり、そのままどこかへ運ばれて行った。
着陸前に戻ってきたけど、どこかで横になってたのかな。マジで大事になるんじゃないかと思った。
ドキドキ体験を経て、ランディング。
深圳空港は中国第6の空港なんだけど、深圳を国際的な科学技術都市にしたい中国政府の意向で3年前からバンバン拡張が始まり、今ではアホみたいに広い空港になってしまった。
進んでも進んでも、到着口に着かない……。
(5分経過)
まだ着かない。(15分経過)
20分後に到着口から出たが、そこからまだまだ広がる深圳宝安空港ワールド……。いい加減にせえよ。
いくらなんでも広すぎる。30分以上歩いてようやく駐車場へ。設計者出てこい(イタリア人)。
さて、中国の中でも南に位置する深圳、通常3月は25度ぐらいのはずが当日はあいにくの雨で上海と同じくらいの温度(15度前後)。現地の方曰く今週だけこんな感じで霧がかっていたが、空気はきれいだと思う。
当初、行きの便のかなりのディレイも想定して帰りの深圳→上海便は20時発を予約していたのだけど、1時間ぐらいの遅れで済んだので仕事を終えると共に早めに空港へ向かう。
(本当はちょっとした南国気分を味わえるはずだったのに……)
空港着。時刻4時20分。東方航空のカウンターで改签(Gaiqian、ガイチエン、チケット変更の意)に向かう。
私「早めの便にガイチエンしたいんだけど何時の便がある?」
受付「OK、5時丁度の便に変更するわ(カチャカチャ)」
私「5時!?早すぎない!?」
受付「あ、もう発券しちゃった。メンゴ。無料変更は1回だけね。搭乗時間締め切りまであと25分だから43番ゲートまで走って!」
30過ぎのリーマン、空港を爆走。
その時頭によぎる一つの予感‥‥‥!
『ディレイはともだち、こわくないよ!』
年間30回ディレイに遭う私の勘が告げている。この5時の便は遅れるとっ‥‥‥!でも定刻通りに出発されると歩いていたら間に合わないっ‥‥‥!
そもそも43番ゲートってどこだ!?
広すぎるよ!!
途中で歩きつつ、15分ぐらい走って到着。
結果、予感通り、数ある便の中で私の便だけディレイ(延误)!
『ディレイはともだち、こわくないよ!』
ここまで引きが強いと、そりゃ隣の森崎君も「えっ」ってなるわ。なんでだろう、運がいいのか悪いのか。ディレイ話は他にもあるので、また気が向いたときにだらだら綴ろう。
さてカウンターの方に「いつごろ飛びそう?」と聞いたら「まああと40分は無理だね」との回答。
そういや走ってる途中にスタバがあったのでコーヒーでも飲むか、と来た道をとぼとぼ戻る。
(10分経過)
やっと着いた……。本当に無駄に広いなこの空港。スタバでいつものアメリカーノ(美式咖啡)を注文。中国語ではアメリカは「美国」。愛憎入り混じった感じ。センスある。
最終的に、私の乗る便だけが1時間ディレイ。同じ航空会社の5時半の便の方が早く飛んでるじゃねーか。金返せ。
なお、飛行機に乗った後は非常に平和でしたとさ。これからしばらく出張シリーズはお休み予定。
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