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上海での生活を綴る事について

 2月中旬の春節の後から、Web上で何らかの形で上海および中国で生活する事、仕事する事についてできれば毎日だらだらと書き綴り、ゆるやかに中国から日本へ発信していく事を春節後の自分の目標として設定した。序段として、なんでnoteで日記みたいなものを書こうと思ったか記してみたい。

1)出張がクソ多い(何を発信するか)

 私の業務範囲は香港含めた中国市場での販売管理とマーケティング戦略の立案と実行。そのため広い中国を駆け巡るために飛行機に乗りまくる。多くの偉い方が言うには「答えは現場に有る」そうで、そう、現場にある答えを探しに毎年50〜60回ぐらいは飛行機に乗って中国各地を飛び回っている。「えーめっちゃマイル貯まりそう〜」と羨ましがる声も受けるが、結論としては、全く貯まらん。マイル貯めてる人たちは何か裏で悪い事でもやってるんじゃないかと思えるほど、貯まらない。貯め方があったら教えて欲しい。

 マイルの話はともかくとして、出張が多い。年度末の3月なんて3回出張で述べ6都市回り、更に友人の結婚式で日本とんぼ返りのおまけつきだ。そんな感じで出張が多いので、ホテルに滞在する事も多くなる。さらに普通に日本に暮らしていたらあんまり行かないであろう街にも飛んで行くので、せっかく出張するならそういうところで何気ない写真を撮ったりして、仕事だけじゃなくて後で振り返れる「裏出張報告」みたいなものを書いてみても面白いんじゃなかろうか、というのが出発点であった。

2)Great Fire Wall(どこで発信するか)

 これは有名な話だが、中国国内ではFacebook、Twitter、Instagram、YouTubeなどのSNS、Webサービスの類が使えない。中国政府による情報統制の一環で、一部外国サイトへのアクセスが検閲、遮断されている。私の仕事は中国で日本のモノを販売する事(いわゆる営業系駐在員)なので、このWebサービス遮断は日常の仕事上でも非常に厄介な制約である。

 この中国政府のWeb監視およびアクセス遮断の障壁の事を、Great Fire Wall(金盾)と呼ぶ。ネーミングは好き。センスある。アメブロやfc2やらはてなやら、大手ブログサービスなんかも結構これに引っかかる場合が多く、「どこで発信するか」というプラットフォーム選びは結構迷った。当然、中国政府の金盾による監視とアクセス遮断を乗り越える手段はある。しかしそれなりにコストが必要だったり、繋がったり繋がらなかったりする。

 そもそも私は出発点として別にプロブロガー願望があるわけではなく、できる限りイージーにログインしてイージーに書きたい事だけ書いて「中国の日常を見えない誰かにシェアしたった」といった類の発信欲求を満たしてみたい程度しか思っていない。すなわち、情報発信のためにいちいち手続きが必要になった時点でコンセプト違いになるため、規制のかかる大手ブログでの発信という選択肢は無し。プラットフォームの候補を眺めていたら、noteがGreat Fire Wallに引っかからない事が分かったのでこれでやってみる事にした。


3)実名SNSでの個人的な信条(どこで発信しないか)

 「ゆるやかな情報発信したがり」としてはFacebookやTwitterも当然使っている。しかし、個人的なポリシーから基本的にどちらも実名、つながりも友人だけと決めており、彼ら友人たちは別に彼らの生活と無関係の情報を欲しがっているわけではない事が分かっているので、私も身近な情報のシェアだけに留めている。

 上記のような事情があるため、FacebookやTwitterの内容は既に私の人格とかなりの部分で重なりを持っているので、ちょっと毛色が違う(面倒臭い話の)発信が何ともやりづらい。別段普段の投稿で無理をしているわけじゃないのでFacebook疲れみたいなものとは違うのだろうと思うが、友人に向かって彼らが全然興味を持たないであろう情報を発信するのはコミュニケーションの手段としてどうよ、と感じる次第。あとはFacebookは1/3ぐらいが仕事関係者なので、あんまりだらだらとものを書いたりするのがバレると「お前は暇か」という社会人として絶望的な感想を抱かれかねないので。その理由も有るかも。そもそもFacebookもTwitterも中国規制に引っかかるので、2)の条件にも反する。

どうでもいいまとめ

 そんな事から、近頃流行りの気配を漂わせている、ゆるそうなnoteと言うプラットフォームで、上海での日常と仕事についてを守秘義務に反しない程度にできる限りゆるやかに綴る事にした。タグ検索したところ、どうやら競合も少なそうな感じ。どれぐらい続けられるのか想像がつかないが、とりあえず明日から、上海での生活についてゆるゆると書いていこうと思う。



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