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上海: 空港とドーナツとディレイ。

杭州から帰って来た翌日の今日、朝っぱらから深圳へ日帰り出張。深圳は広東省第二の都市。中国最大の情報都市でドローンがいっぱいある。不動産や物価を含む生活費水準の高騰でドーナツ化現象が進む、今をときめく一線都市のひとつである。

また、香港特別行政区と陸続きで接しており、地下鉄やフェリーで香港までカジュアルに渡る事ができる。
そのため、昨今日本のニュースでも話題になった香港への日用品爆買い旅団が暗躍する都市でもある。もう規制入ったけどね。まあ深圳に関しては別途。

そんなドーナツ化都市深圳への旅は空路を利用。上海っ子の空の玄関、虹橋空港(Hongqiao、SHA)。

虹橋は、空港だけでなく新幹線の駅も隣接しており(昨日一昨日は虹橋駅利用)、私が上海から中国国内へ出張する場合は8割ぐらい虹橋駅 or 虹橋空港から出発する。

上海にはもうひとつ、東の端に浦東空港(Pudong、PVG)というのがある。国際便では浦東の方が使用頻度が高い。東京でいう成田空港が浦東、羽田空港が虹橋、みたいな考え方でOK。成田と浦東は交通が不便なところも似ている。
でも「国際便は浦東、国内便は虹橋」という固定観念にとらわれすぎると、時々、空港を間違える。虹橋と浦東は道が空いていて車で約1時間、混んでいる場合は2時間以上掛かるので、よほど時間に余裕がない限り「しまった間違えた」と分かった時点で時既に遅し、である。

今まで2回ほど間違えたが、2回ともラッシュ時以外かつ3時間前に着くようなスケジュールを組んでいた時だったので、タクシーの運ちゃんにエクストラ料金を積んで高架をぶっ飛ばしてもらって事なきを得た。2回目の失敗以来、携帯に便の内容を送るサービスを利用して、出発前に5回ぐらい確認するようにしている。

当然、今日は間違えなかった。朝6時に家を出て、ラッシュ前で道が空いていたので6時20分虹橋着。早過ぎた。未だにいつ家を出ればいいのか分からん。

今回は日帰りなので通常出勤と同じぐらいの身軽さだが、私はいつも中国国内便に乗る時は機内持ち込み可の小さめのスーツケース1個だけ持って行く。着替えさえ入っていれば良いので1週間ぐらいなら何とかなる。
荷物を預けるには当然ながら窓口で手続きをする必要があるが、これがまた混雑時だと待ち時間が長い。列に並んでいても割り込んでくる人はいるし、精神衛生上もデメリットの方が大きいので、1人の場合はできるだけ身軽になるよう心がけている。

中国の大手航空会社は、だいたい自動発券機を備えているので、預け荷物がない時はパスポート番号を入力するだけでサッと発券して搭乗手続きに進む事ができる。超簡単なんだけど、時々使い方が分からない人が10分以上まごついてる時もある。JRの自動券売機と同じようなもんか。前の人があまりにも困っている際には外国人の私が手伝ってあげる時もある。

中に入る。虹橋空港は、案外飲食店が充実していて好き。その点、浦東の(特に国内便の)飲食店は冴えない。50元のパサついたサンドイッチなんてどこに需要があるのか。さすが共産主義、Cool。

さて、私が虹橋からの朝便に乗る際に一番利用するのはダンキンドーナツである。中国の機内食は嫌いなので。2番目はマクドナルド、3番目はサブウェイ。サブウェイが一番意識高そう。

ダンキンドーナツは、多少甘いが流石に安定している。飛行機では水だけ貰ってドーナツを流し込むのが良い。

ちなみになんでこんなどうでも良い事を朝からだらだらと書いているのかと言うと、管制塔による「Air Traffic Control」のため離陸許可が下りずディレイし、かれこれ1時間ほど飛行機に閉じ込められているから。中国の空港は官民共用の施設なので、色々な事情から離陸が制限される事がよくある。

さすが共産主義、Cool。

※私はいまこの中にいます(1時間)。

思えば久しぶりのディレイ。ドーナツを食べながらドーナツ化の進む深圳へ。何だか上手くまとまった気がするのでこの辺でお開き、ドーナツでも食べ始める事にする。
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