美食の街 揚州で早茶(ヤムチャ)を楽しもう!
こんにちは、小羊です。
今回は、春の時季の美しさで名高い江蘇省の揚州市の早茶文化(飲茶文化)と代表的な点心をご紹介します🥰
早茶とは、朝早い時間(7時頃から遅くとも15時頃まで)にゆっくりと時間をかけてお茶や点心を楽しむ飲茶文化のことを指します。
日本では広州や香港の早茶が有名ですが、揚州でも早茶がとても有名で生活に根付いており、多くのレストランで早茶を楽しめます。
中でも好んで飲まれるのは、
地元、揚州の緑茶「头采绿杨春」
きれいな緑色が特徴。見た目もとても涼やかです。
さらに、揚州は美食の街としても有名で、この一帯の伝統料理である「淮揚料理」は、広東料理にもひけを取りません。
そんな淮揚料理を中心とした揚州の早茶で絶対に食べてみてほしい点心たちがこちら。
①醋冻肴肉
肴肉は、豚の脚肉(蹄に近い部位の肉)を硝石と塩で漬けた後、薬味いっぱいのスープで茹でた後冷ました肉料理(冷菜)です。豚の皮に含まれるゼラチンが固まり煮こごりができるのが特徴的。
香酢と塩漬け肉の程よい酸味と、煮こごりによるプルプル感がたまりません。見た目も涼やかで春らしく良いですね。うっすらと香酢で味付けされています。
②淮扬烫干丝
こちらの料理は、豆腐を圧縮し脱水して乾燥させた「豆腐干」を利用していて、細くスライスをした豆腐干しを煮て温かい状態で、中華醤油・砂糖などで味付けしたタレとともに提供されます。
タレがきちんと絡むようにしっかりとかき混ぜてから食べるのがポイントで、色に反してタレも優しい味付けなので、豆腐本来の味が引き立つよう感じ、上品な一品です😋
③文思豆腐羹
スープの中に浮かぶ細い麺のようなものは、なんと絹ごし豆腐を細切りににしたものです!なんという精巧な包丁さばき😲
揚州には「揚州の三つの刀(料理の刀である包丁、理髪・美容の刀である剃刀、洋裁の刀である剪刀)」という言葉があるほど、これらを扱うプロ(熟練者)が多いことで知られますが、まさにこの料理は料理刀の熟練者がなせる技ですね。
とろみのあるスープは、細かく切られた豆腐の食感と絶妙にマッチし味も最高です。
④招牌狮子头
挽き肉で作った大きな肉団子です。こちらもとても春らしい見た目ですね。
スープの味の優しさと、柔らかくも肉肉しい狮子头のバランスが最高です。
⑤翡翠烧卖
シュウマイですが、食べてびっくり。
中の餡が青菜の餡でとても美しい翡翠色をしています。翡翠シュウマイってそういう意味だったんだ🤔
味付けは砂糖が用いられていて結構甘め。小羊的には甘すぎる気もしましたが、甘めの味が好まれる上海・江蘇エリアではちょうどよいかもしれません。
揚州の早茶、気になりましたか?美食の街揚州ではまだまだ多くの点心があり、何度でも楽しめますのでぜひお試しくださいね。
なお、併せて揚州観光もする場合は、痩西湖がオススメ。詳しくはこちらの記事を参照ください。
では、再见🥰
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