漢詩にも描かれた黄鶴楼で詩仙李白の思いに浸る旅【湖北省武漢】

こんにちは、小羊です。
皆さんは、「詩仙」とも呼ばれた唐の時代の詩人 李白が書いたこの漢詩をご存知でしょうか？

黄鹤楼送孟浩然之广陵
故人西辞黄鹤楼，烟花三月下扬州。
孤帆远影碧空尽，唯见长江天际流。

現代語訳はこちら。

黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る

古くからの友人が西にある黄鶴楼に別れを告げ、春霞の美しい三月華やかな揚州に下っていく。
はるかかなたにポツンと見える帆影は青緑色の空間に飲み込まれ、長江が天の果てに流れていくのだけが見える。

HP：中国語スプリクト様
http://chugokugo-script.net/kanshi/koukakurou.html

この漢詩は中国人なら誰でも一度は聞いたことがあるのでは！？というくらい有名な漢詩の一つ。
李白が、親友でもあり尊敬する先輩でもあった孟浩然の旅立ちを見送る際の心情や情景を綴った詩で、帆影との対照で長江の雄大さが感じられますね。
ちなみに、孟浩然も詩人で、「春眠暁を覚えず…」の人です☺️

この雄大な長江を渡って旅立って行ったのですね

実は、この漢詩で、別れの地として描かれた黄鹤楼が、湖北省武漢市にあるのです。

それがこちら。

黄鶴楼
近くで見ると結構大きい！

やはり壮大です。
中国でも最高ランクの５A級観光地に認定されており、環境施設も整っており訪れるのにはとてもオススメ。入場料は大人１人70元です。

もちろん、黄鹤楼の中も見学可能です。様々な装飾品を鑑賞でき面白いですよ。

鶴が飛び立つ様子が描かれた壁画
ご利益がありそう

体力に自信のある方は黄鹤楼の最上階までぜひ登ってみてください。５階建てになっているのですが、各階から見える景色は少しずつ異なりますので、全ての階を堪能したいですね。
遠く、長江の方角を眺めれば、孟浩然の旅立ちを見送る李白に感情移入してしまいそうです😆

長江を臨む

そして、黄鹤楼の旅の思い出としてオススメなのが、黄鹤楼の形を模した棒アイス🥰
ミニ黄鹤楼、とてもかわいいです。

ミルク風味とチョコレート風味を選べましたがミルクの方をチョイス。素朴且つ懐かしいお味😋

武漢市内に位置する黄鶴楼は地下鉄駅からも近くアクセスも便利なので、ぜひ訪れてみてくださいね。
では、再见🥰