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しがないサラリーマンの所見 ~社労士は役に立つのか~

アクセス頂きましてありがとうございます。
この記事を見つけた貴方の運の良さに乾杯☆、Shallowです。
…嘘です。

さて今回は前回の宅建士に続き、実際の取得者が「社会保険労務士資格は役に立つのか」について、独断と偏見で綴って参ります。
これまでに語った資格についての記事は事故紹介記事から↓
【目次あり】独学サラリーマンの備忘録(自己紹介)|shallow(資格ライター・サラリーマン兼呑兵衛)|note

ずばり結論から申し上げます。
この資格が役に立つか否かは、取得者の経歴と志向に依存するところが非常に大きいです。
要は完全に人に拠ります!
あたり前田のクラッカーですよ、ええ。

社会保険労務士は、労働法や社会保険法(健保や年金等)についての手続代行やコンサルティングを生業とする国家資格となります。
所謂「士業」と呼ばれる職業の一角で、有資格者の選択肢としては、独立して事務所を構えることに加え、企業でサラリーマンとして勤務する事も認められています。

社会保険労務士となるためには、年に1回、8月に開催される試験に合格した上で、2年間の実務経験を積むか法定の講習を受講する必要があります。
試験の合格率は近年ですと、毎年5~8%程です。
試験形式はマークシートですが5択のため「鉛筆転がし」が通用しづらく、試験範囲も労働法や社会保険法についての深い理解を求める内容となっておりますので、一筋縄ではいかないと言えるでしょう。
かく言う私もこの試験とは相性が悪く、3回目のチャレンジでようやく合格しました。

ここまで書いた通り、社会保険労務士は労務分野という極めてニッチな分野の専門家となっております。
これは裏を返せば汎用性が低い、即ち「誰でも取得して直ぐに役に立てることが出来る資格ではない」事を意味します。
例えば簿記や宅建士等の資格であればそのような業界、どのような職種でも資格の取得過程で培われた会計や民法の知識を生かす機会があるでしょう。
しかしながら社会保険労務士については労働法や社会保険法の重箱の隅を突くような内容の知識となるため、ガチガチの労務担当者の方以外はなかなかその知識を生かすことは出来ないのではないでしょうか。

私自身これまで労務関係の業務に携わった事がないため、正直こちらの資格はそれ程生かせておりません。資格マニアの鑑ですね💛
何となく自分の就業形態に対するコンプライアンス意識が向上した気がする位でしょうか。

しかしながら、現に労務を担当されている方や担当したい方にとっては、この資格は苦労してでも取る価値があるのではないでしょうか。
社会保険労務士は、労務分野の国家資格の中ですと最高の難易度かと思います。
そのため労務に関する知識を客観的に証明するためには、社会保険労務士を取得することが一番手っ取り早く有効と言えます。

逆にこれらの方以外が取得しても、取り越し苦労となる可能性が高いです。
社会保険労務士の取得までに必要な学習時間は一発合格する人でも1,000時間程度です。
同じ学習時間を費やすなら、中小企業診断士や日商簿記検定1級等の他資格の方がゼネラリスト志向な文系サラリーマンにはおススメです。

最後にまとめです。
社会保険労務士は有用な資格です。
労務分野の専門家として生きていきたい方はぜひ取得を目指すべきです。
世相としても近年の働き方改革や少子高齢化に伴い、労働と年金の専門家の需要は、益々高まっていくことでしょう。
だからこそ、学習を始める前に、自分の過去と未来のキャリアパスをよくお考え下さい。
その上で貴方に社会保険労務士となる強い意志があるなら、きっとこの資格は貴方の強い武器になるのではないでしょうか。

今回はここまで!
また覗きに来て頂けるとうれションしちゃうかもです~

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