ジャンク小説 「Wake me up!」
※ジャンク小説とは…筆者が自由に書き殴る小説のようななにか。
目の前を流れる川と、どこまでも広がる青空を感じながら、命のことを考えた。
どうしようもない僕のことや、大好きな君のこと、優しかったあいつのこと。
土手に敷き詰められた芝生からずれた階段に腰を下ろす。
命は誰にもたったひとつ与えられた、きっとかけがえのないもの。
例えば誕生日ケーキに刺さったろうそくに灯った火を消すように、ふぅっと息を吹きかけただけで消えてしまう灯火。
例えば台風のような強い風に吹かれても、消えな