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読書感想2 「もうひとつの命」入間人間

こんにちは、せ→る→です。

本日は、入間人間さんの『もうひとつの命』の読書感想を書きたいと思います!

<あらすじ>その夏、彼らは罪を背負い、ひとつの願いを叶える。
あの頃の僕らはまだたくさんの高いものに世界を囲まれて、息苦しさを覚えていた。自由に走り回っているようで、ふと気づくと自分がどこにも行けないような気がして焦り、苛立ち、空を仰いでいた。僕たちが『魔女』に出会ったのは、そんなときだった。
あれから十年、学校の屋上から落ちて死んだはずの稲村が突然生き返った。思い返すのは、例の魔女のこと。あの場に居合わせた僕ら六人は、どうやら命を一つ分だけ貰ったらしい
一度だけ死んでも大丈夫。なら命一つ犠牲にして、一体いまの僕らに何が成し遂げられるだろう。

あらすじに惹かれて図書館で借りてみました。視点がコロコロ変わるので、このページの「僕」って誰のことだ?と常に頭が混乱状態でした。読了後、相関図を自分なりに書いたのですが、ごちゃごちゃになりました…それくらい複雑な人間関係が描かれています。

生き返った場合、何も代償はないのか、自分や周りの人に変化があるのか、予想しながら読むのが楽しかったです。後半の怒涛の伏線回収が衝撃的で、「えっ!そういうこと!?」と何度もページを行ったり来たりしました(笑)

あまり読まないタイプの作品だったのですが、新鮮で面白かったです。続編もあるみたいなので、読んでみようと思います。


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