考える大卒美容師/SOTA

業界では珍しい大卒美容師。同志社大学法学部卒。読書やお客様との会話からインプット過多に…

考える大卒美容師/SOTA

業界では珍しい大卒美容師。同志社大学法学部卒。読書やお客様との会話からインプット過多になってきたのでそんな日々の思いをブログで発信します。技術はもちろん、お客様とのつながりを大切にしています。大阪の1店舗で店長をしながら人生の色々な側面を探求中。

最近の記事

韓国に家族で行くセヨ

今度僕と奥さんと生後11ヶ月の子どもと家族3人で韓国旅行に行く。 5年ぶりの海外旅行! 僕は実は渡韓歴10回以上でそのうちほとんどは1人で行っていたので、こう見えて韓国はベテランイムニダ。 1人で行っていた時は、いつも関空のプロントでクロックムッシュを食べて早い時間の飛行機に乗って機内でもちゃっかり機内食を頂いて空港から直接目的地に行き、駅のロッカーにスーツケースをそのまま預けて街に繰り出してショッピング、2エリアくらいを回って20時くらいにホテルにチェックイン、晩ご飯は

    • 自信を持つのは良いことなのか?

      カラーを塗り終えてお客様がふと手の甲をさすった。 シャンプーを終えてクロスをつけてからもう一度手の甲をさすった。 それを見た瞬間僕は少々お待ちください、と言ってバックルームに置いてるハンドクリームを差し出した。 「そうそうこれこれ」「わざわざカバンを取ってもらうほどでもないし」「でもちょっと乾燥するの気になるなぁ」
というお客様の心の声が聞こえた気がした。 そしてこの「そうそうこれこれ」を提供できた時の喜びが何とも言えない。 
人対人ビジネスでこの心の声に敏感であるこ

      • ブラックでホワイトな美容院業界について

        美容院、美容師って聞くとイメージ的にオシャレそう、労働時間が長そう、手に職、などなど色んなイメージがあると思う。 その中で僕が実際に美容院業界で働いていて感じること、他の業界に目を向けた時に感じることを主観でまとめてみようと思う。 とにかく数が多い 全国で美容院は現在約26万軒。コンビニの4倍。信号よりも多い。 美容師の数は56万人。鳥取県の人口が56万人いかないくらい。 ここに町の床屋さんといった理容院を含めるとプラス11万軒。 とにかくめちゃくちゃ数が多い。 職場から

        • なぜ僕は美容師になったのか

          ゆるくて憎めない人とのつながり 僕は学生時代の時のアルバイトで11階建ての商業施設の中の1つの飲食店のホールでアルバイトをしていた。 そのビルの9階分くらいは全てアパレルブランドが占めていた。 各ブランドのショップ店員さんが人によっては多くて週に3回くらい僕のアルバイト先で休憩時間としてお茶やランチをして過ごしていた。 アルバイトを始めたての頃、当時のマネージャーから「真面目すぎる、面白くない、チャラくなれ」という毛染めは禁止なのによくわからない指令が出ていた。 昔から比

        韓国に家族で行くセヨ

          技術はできて当たり前

          「めっちゃ良いカラーですね!」
「(髪型が)良い感じです!」 って言われるより 「気が利くね、ありがとう」
「丁寧ですね」 ってお客様に言われる方が最近嬉しいかもしれない。 もちろん自分の施術したスタイルを褒めてもらえることはめちゃくちゃ嬉しいけど、人間的な面を認めてもらう時の方が喜びを感じる今日この頃。
 こう感じる時に、あぁ、美容師をしてて良かった、この仕事を選んで良かった、って思う。 自分の経験してきた基準でしかないけど、美容院ってカットでいうとだいたい平均

          技術はできて当たり前

          気持ちいい毎日、始めます。

          売上15万の年下店長 僕は現在大阪市内で会社の中の1つの店舗の店長をしている。 その店長を辞めます。 苦節4年半のアシスタント、見習い期間を経てやっと2019年の12月に僕は自分のお客様を担当できるスタイリストになることができた。 「よっしゃ!これから!」という時の1ヶ月後の2020年1月からコロナが始まった。 でも地域密着型のお店ということもあり、4月の緊急事態宣言時はさすがに客足も遠のいたけど、割と元に戻るのは早かった。 そんなコロナが何者かもわからず怯える中僕は別のこ

          気持ちいい毎日、始めます。

          美容師に必要な能力6選〜集客〜

          次は集客。 ここにきてものすごく大前提な話。 お客様がいないと何も始まらない。 お客様が来てくれないと僕たちは生活もできないし当然サロン経営も困難になって瞬く間に潰れてしまう。 僕の嫌いな、、苦手な?言葉でお客様は神様ですって言葉があったりするけど確かにお客様がいないと潰れる一途を辿るだけ。。 なんでこの言葉が嫌いかは単純にお客様とフラットな立場でいたいから。 僕のお客様は平均的に美容院に来てくれる来店サイクルは1ヶ月半ほど。 人によっては友達よりも実家の家族よりも会

          美容師に必要な能力6選〜集客〜

          美容師に必要な能力6選~指名してもらう~

          次は指名してもらう。 技術ができるようになって、気遣いのできる接客もできるようになった! そして僕たち美容師にとってのやりがい、「指名してもらう」 僕たちももちろん人間。 人に必要とされる方がよりエネルギーも生まれてやりがいを感じる。 指名をしてもらうっていうことはわかりやすく少し大袈裟に言うと「他の人ではなくあなたに私の髪を切ってもらいたい」っていうこと。 それは美容師からするとどれだけ嬉しいことか。。 僕はまだそこまでメディアに載るような指名売上を記録したことはな

          美容師に必要な能力6選~指名してもらう~

          美容師に必要な能力6選~トレンドキャッチ~

          次はトレンドキャッチ。 トレンド、今の流行りについて知ることも美容師にとって重要な要素の1つ。 それは髪型、ヘアスタイルについてはもちろん、服装、話題のドラマ、音楽、人気のお出かけスポット、人気の飲食店、、、、などなど挙げたらキリがないほどトレンドっていうのは多岐に渡ります。 自分は美容師なんだからヘアスタイルのトレンドだけに絞って極めるぜ!!!髪のことなら何でも聞いてください!!!というのも職人気質で良いとは思う。 でも個人的にはヘアスタイル以外にも色んなことにアンテナ

          美容師に必要な能力6選~トレンドキャッチ~

          美容師に必要な能力6選~オーダーメイド~

          次はオーダーメイド。 ヘアスタイル、髪型はスーパーに並ぶレトルト食品や洋服などの既製品ではありません。 食品でいうと僕たち美容師はお客様一人一人の好みに合わせて塩加減を変えたり焼き加減を変えたりしなくてはいけません。 某ハンバーガーチェーン店のように統一的で数種類の品物を用意するのともまた違う職種です。 洋服でいうとお客様一人一人の好みに合わせて色を変えたり丈の長さを調節したりしなくてはいけません。 某冬はヒートに、夏はクールになる肌着を売っている服屋さんのようにS〜Lサイ

          美容師に必要な能力6選~オーダーメイド~

          美容師に必要な能力6選~接客編~

          次は接客。 さあここでクエスチョンタイム。 ①技術が良いだけで接客は全然だめ。話は面白くないし笑いのツボもよくわからない!なんかもう笑顔も怖い!でもカットは上手いのよね〜。。。 ②接客が良いだけで技術は全然だめ。なんか翌日からセットも上手くいかないし、周りからも不評!でも話が合うし居心地も良いのよね〜。。。 あなたならどちらの美容師さんにリピートしますか? どちらの美容師さんに末永く担当してもらいたいと思うかはもちろん個人の好みですが、技術も接客も両方良いのに越したこと

          美容師に必要な能力6選~接客編~

          美容師に必要な能力6選~技術編~

          ざっくりと独断と偏見による美容師力。 * ①技術 * ②接客 * ③オーダーメイド * ④トレンドキャッチ * ⑤指名してもらう * ⑥集客 今回は「技術」について ①技術 たくさん練習するのは当たり前。 でもある程度のところまで進むとマネキンでカットの練習をしていても無駄とまではいかなくても限界がくる。 実際の人の頭や髪には骨格、髪質、くせ、生えグセなどがある。 それらを加味してヘアスタイルを決めなければいけない。 僕がアシスタント期間を経て晴れてスタイリストになっ

          美容師に必要な能力6選~技術編~

          大卒美容師のメリット

          逆に僕が周りと同じ専門学校ではなく、大学を経由してから美容師になってよかったと思う部分を書きたいと思います。 * 頭が良い、という設定になる * 努力がしやすい環境 * コミュニケーション能力が備わる 【頭が良い、という設定になる】 まず良くも悪くも「頭が良い」という設定になります。 僕は大学受験の時こそめちゃくちゃ勉強しましたが、そこがピークで入学してからは試験前に一夜漬けで勉強する程度でした。 個人的には美容学生より自由な時間が多いので、勉強より遊びやバイトの時間の方

          大卒美容師のメリット

          大卒で美容師に

          大学に行ってる、もしくは美容専門学校に行ってないけど美容師をやってみたい、という方へ。 
大卒で美容師になった僕が働く前に不安に思ったことと、不安に対して実際は働いてみてどうだったかを書かせてもらいます。 僕は4年制大学の卒業を経て以前からやってみたかった美容師になりました。
 その中でいざ美容師になる前に不安に思ったことが、 * 専門学校を出てなくてもなれるものなのか。 * 専門学校卒の同期にかなり遅れを取ってしんどいんじゃないか? * お金の心配 まず【専門学校を

          美容師は毎日が集大成

          学生時代、通知表の図工の成績はずっと5段階中の3 いまだに折り紙で鶴は折れず、 画力、絵の上手さは壊滅的 どちらかというと手先は不器用。 そんな僕も美容師を始めて10年目。 学生時代の僕の図工の成績は間違いなく高校受験の内申点の足を引っ張った。 図工と数学、たまに理科は基本3で、英語や国語や社会は4か5 典型的な文系だった。 暗記と体を動かすことが得意で数学から逃げるように英語科の高校に入学した。 高校に入学してからは毎日厳しいバスケ部の練習に明け暮れた。 継続力はあった

          美容師は毎日が集大成