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美容師に必要な能力6選~指名してもらう~



次は指名してもらう。

技術ができるようになって、気遣いのできる接客もできるようになった!
そして僕たち美容師にとってのやりがい、「指名してもらう」

僕たちももちろん人間。
人に必要とされる方がよりエネルギーも生まれてやりがいを感じる。

指名をしてもらうっていうことはわかりやすく少し大袈裟に言うと「他の人ではなくあなたに私の髪を切ってもらいたい」っていうこと。

それは美容師からするとどれだけ嬉しいことか。。
僕はまだそこまでメディアに載るような指名売上を記録したことはないけれど、スタイリストなってから少しづつ指名してくださるお客様が増えてきた感覚は本当に美容師冥利に尽きる。

その分、たまに業界で聞くのはお客様を取られた取っただのって一悶着もあったりするらしい。

もちろんお客様も人間で、前はあの人を指名してたけど他の人にも切ってもらってみたい、ずっとこの人に切ってもらってるからたまには違う人に切ってもらってみたい、っていう感情もあって当然。

僕自身も小学校高学年から大学卒業までずっと家の近所の美容院に通って同じ美容師さんに担当してもらっていた。(途中で坊主にしていたので空白期間はあるけれど、、、)
でも大学生時代に行動範囲や情報量が増えてちょっと都心部のオシャレっぽい美容院に行ってみたい気持ちが芽生えたことも正直あった。
僕の性格的に他の美容院に行ってまた元の美容院に行くのは何だか勝手に1人で気まずく感じてしまうので結局行ったことはないけど、、

そんなお客様の感情は理解しつつも、お客様に毎回丁寧に接して、その時の気分をヒアリングして、求める正しい技術を提案して「この人じゃないと嫌!!!」まではいかなくても「またこの人に担当してもらいたいな」って思ってもらえるお客様と1人でも多く付き合っていけたらこれはもう最高じゃないでしょうか。
毎日仕事に行くのが楽しくて仕方ないんじゃないでしょうか。

今の時代、コンビニや信号よりも沢山あるといわれている美容院。

指名制度なんて無しでどんどんお客様を回転させていくお店もある。

でも僕が美容師を始めた時のモチベーションはちゃんとした信頼してもらえるスタイリストになってお客様と末永くお付き合いできること。
かといって付き合いが長くなってきたからといって「いつもの」って感じで毎回同じように施術をこなすのもつまらない。(もちろんそれが楽でリピートされるお客様も沢山いる)
僕はいくら指名され続けても毎回同じ髪型製作工場みたいにはなりたくない。
流れ作業には絶対なりたくない。
お客様のカウンセリングから最後の仕上げまで一気通貫して満足して信頼していただきたい。
それは絶対ずっと変わらない自信がある。

同じ国で同じ地域でその中でも自分の働いているお店に来て自分が担当になる、っていうのはすごい巡り合わせの連続。
その巡り合わせに感謝して、しっかりとフルパワーでお客様とぶつかって、その結果お客様の気分が上がったり周りに褒められたりしてまた自分の所に来てくれたらなぁって思いで働いています。


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