千華 弍鷹

普通の人間。 誰しもが生まれながらに与えられる「死」という運命に向かって、 どのように…

千華 弍鷹

普通の人間。 誰しもが生まれながらに与えられる「死」という運命に向かって、 どのように「生」を魅せられるかを考える。

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生きることは美しく、死ぬことは恐ろしい

個人の自由な考えを全世界に発信できる手段が止まらぬ勢いで増加を続け、一般的に良い思考と常人では考えられないような悪い思考が対を成して横行している。 かつては幼稚な悪戯がほとんどであったが、昨今では人の死を愚弄するような発信が散見されるようになったのは、私の目の前の話だけではないのだろう。 コロナウイルスによる外出自粛期間中に失望した私がこうして記事を書き始めたきっかけは現在も世界を脅かしているコロナウイルスだ。 コロナにより東京を中心に外出自粛要請が出始めた頃、SNS等で

    • ストレンジカメレオン / the pillows

      前回の記事に引き続き、今回も私の人生に大きく影響を与えた作品を紹介する。 作品というよりは、the pillows 自身の存在が私の人生に大きく関わっているのですが、文章では書ききれないので今回は彼らの曲の中で特に大切に想っているものを中心に取り上げる。 the pillowsとの出会い1989年に結成された3人組のロックバンドで、知名度で言えば知らない人の方が多いのかもしれない。 特に私の世代では知らない人が多かった。 中学時代に現在も親友である人物の携帯電話からよく「

      • ぼくらの

        私が生きることの大切さを学ぶことが出来た最大のきっかけが「ぼくらの」という作品との出会いである。 アニメも漫画も定期的に観ていて、未だに私の思考のそばには「ぼくらの」が存在しています。 今回は私の視点から観た「ぼくらの」の素晴らしさについて記事を書こうと思う。 率直な意見を述べることを重視するため、この作品を観たことがある人に向けた内容となる。 ネタバレを知りたくないという方は、ここで閲覧を終了してもらえればと思う。 鬱作品として有名であるが私はこちらの作品は世間では結構

        • 死際

          よし、今月も順調に300万円の利益が出るぞ。 高校卒業してから、数ヶ月は将来の見通しも立てずフラフラしていたけど、今の仲間に出会えてよかったな。 普通の企業に務めるのも嫌だったし、一生フリーターでいるのも嫌だったから丁度よかった。 この世は馬鹿ばっかりだ。 教育の場から放たれた瞬間から考える努力をやめる奴らが多いおかげで、俺たちのビジネスは成り立っている。 バレれば一発アウトの悪徳な商売だが、バレたところで俺たちはまだ若い。 今のうちに稼げるだけ稼いで、そのうち毎日遊んで暮

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        生きることは美しく、死ぬことは恐ろしい

          感謝できる人だけを

          私は今現在、とても友人関係に恵まれている。 私がどうとかいうわけではなく、本当に心から信頼のおける友人がほとんどであるからだ。 ただ私は友人の人数でいうと周りに比べて非常に少ない。 理由を簡単に述べると、私の人生に関わってくれたことに心の底から感謝できる人しか友人として認めていないからである。 そんな私の人との関わり方を少し紹介したいと思う。 無駄や消極的な感情を減らす私は小学生までは周りのみんなと変わらず、多くの友人を持ち何も考えず遊んでいた。 もちろんその中で何回も仲

          感謝できる人だけを

          生を魅せ、懸命に煌く

          ここ最近、一日の流れに随分と慣れてきた。 長い時間ではあるが、その中でも忙しなく時間が進んでいくのを感じていた。 生きることにしがみつき、必死で叫んでいたのはまだ昨日ことのようだ。 私が生きている鼓動、愛が生きている鼓動。 そういった鼓動を感じる瞬間や、欲するという衝動が私は物凄く好きであった。 今の私に必要なものはとにかく、生命を感じること。 死という運命に向かいながらも、必死に生きている様を魅せること。 周りと比べても、この広い宇宙と比べても私の存在はちっぽけかもし

          生を魅せ、懸命に煌く

          頑張らなくて済むように、頑張って考える

          人間誰しも楽がしたいものである。 これは当たり前の感情で私もそうである。 頑張らなくてもいいのであれば、わざわざ頑張りたくない。 しかし、この世は大抵の場合頑張らなくては生きていけないように出来ていて、皆がそれぞれ悩みや苦しみを抱えながらそれぞれの使命を真っ当している。 私の場合、頑張りたくはないが常に成長だけは続けたいという何ともわがままな思いがあり、何とかこれを実現出来ないものか考えたものである。 無駄を減らし、納得のいく頑張りをそこで私は楽をしたい、頑張りたくない

          頑張らなくて済むように、頑張って考える

          好きなことだけ

          僕はもうこの社会を必死に生き抜くことには疲れてしまった。 何のために残業までして働いているのかも分からず、特に目標もなくただただ時間を浪費することに嫌気が差してしまった。 せっかくの休みも仕事の疲れをとるのに精一杯で、好きなことなんて結局少ししか出来ていなかった。 好きなことだけできる世界、好きなことだけが揃っている世界に飛んでいきたい。 せっかく生きているのに、辛い思いばかりをしていては意味が無い。 苦楽を共にしてきた僕の薄汚い部屋で、様々な思考を激しく巡らせながら、僕は

          好きなことだけ

          「伝える」とは何なのか

          SNSなどの普及から、自己主張の機会が多く設けられたこの社会の中で、あなたはどれだけ伝えたいことを納得のいくように伝えられているだろうか。 自分の意見をうまく伝えることができず、誤解を起こしてしまう結果になったり、お互いの意見が衝突してしまい、不毛な論争を起こしてしまうことは少なくないだろう。 では、自己主張を上手くするためにはどうしたらいいのだろうか。 お互いが等しく自己主張をし、価値のある議論を行うためにはどうしたらいいのだろうか。 自分がして欲しいことは、まず相手

          「伝える」とは何なのか

          思考は巡る

          今日もまた目が覚めた。 何十年と生き続けたこの体は、いつの日か目覚ましが無くとも朝6時に起きるようになっていたらしい。 今日は嘘みたいに晴れていた。 別に天候などどうでもいいのだが、昨日の天気予報では雨だった。 いつもと同じ景色をなんとなくしみじみと楽しみながら、大した工夫もない朝食を食べる。 なんだかいつもより一層味が薄く感じた。 今日はここ最近で一番気持ちが楽でリラックスできる日だ。 朝食後は周りが騒々しくなるに加え、私自身少し辛い思いをしなくてはならない。 望んでもい

          思考は巡る

          直接手をかけない、声も出さない、

          ここ最近、というわけではなく常に問題視され解決しないまま、むしろヒートアップを続けている誹謗中傷。 物理的な暴力を振るうわけでもなく、声を荒げるわけでもなく、名も無い卑怯者の文章一つで人を死に追いやる力を持つ恐ろしい兵器の一つである。 赤の他人(現代風に言えば ”垢” の他人が正しい表現か)と気軽にコミュニケーションを取る手段が手に余るほど増えてきたこの世の中で、誹謗中傷の恐ろしさについては一人一人が改めて真剣に考えるべきである。 批判と誹謗中傷は違う誹謗中傷は悪であるよ

          直接手をかけない、声も出さない、

          人は常に変化を続ける

          人間は人生のとある瞬間から、「自分はこんな人間だ」と決めつけてしまう。これが得意だから積極的に行動する、これは苦手だから何もしないなど、自分の中での線引きを勝手に行ってしまうのである。 個人的な見解ではあるが、この自分という人間を決めつけてしまう時期は20~25歳辺りかと思われる。 そんなところで自分という人間が決まるのであれば、この世界はたった2000年ほどでこんなにも豊かにはならない。 人は誰しも常に変化を続ける。続けられる。 どうして決めつけてしまうのだろうかま

          人は常に変化を続ける