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人は常に変化を続ける

人間は人生のとある瞬間から、「自分はこんな人間だ」と決めつけてしまう。これが得意だから積極的に行動する、これは苦手だから何もしないなど、自分の中での線引きを勝手に行ってしまうのである。

個人的な見解ではあるが、この自分という人間を決めつけてしまう時期は20~25歳辺りかと思われる。

そんなところで自分という人間が決まるのであれば、この世界はたった2000年ほどでこんなにも豊かにはならない。

人は誰しも常に変化を続ける。続けられる。

どうして決めつけてしまうのだろうか

まだろくに社会も経験していないし、平均寿命からみてもまだまだこれからだという時期に、自分がどんな人間なのか決めつけるのはあまりにも尚早ではないだろうか。

これから仕事を通じて、新たな家族や出会いを育んでいくのに、自分自身を育むことをここで止めてしまっては実に勿体無い。
まだまだ自分自身を変えることは可能である。

自分という人間の決めつけをよく目の当たりにする場面として、基本的には消極的、マイナスなことがほとんどである。

運動が苦手だから会社のレクには参加しない
人と話すのが苦手だから営業は向いていない
能力がないから独立や挑戦はできない

誰もあなたがそんな人間だなんて大して思ってはいないし、何もしていないのにあなたがどういう人間なのか評価のしようもない。

逆に、自分はこれが得意だからという積極的な決めつけを見る場面はかなり少ない。これが一番の謎である。

人生を振り返る

人生を振り返れば一目瞭然、自分という人間はいくらでも変化をしてきた。

赤ん坊の頃に自分は言葉が分からないからコミュニケーションは取れないとか、自分は立ち上がることができないからハイハイしか移動手段がないとか、そんなこと考えなかったはずだ。

最初は簡単なことから少しずつ学んでいき、失敗を繰り返しながらこれまでの自分にはできなかったことを成し遂げる。
数十年の間に大いなる変化を何度も経験してきているはずである。

赤ん坊の頃の自分、小学生、中学生の自分でもできたことなら今の自分ならもっとできると考えるのが普通だと思う。

変わる

人生は長い。突然変わろうとするのは、少し大変かもしれない。
諦めなければ、少しずつでいい。

少しでもいつもの自分と違うことをすると、そのうち成長を感じられる瞬間がやってくる。
赤ん坊の頃と違い物心のついている我々はこの一瞬に幸福感や充実感を感じる。

社会に出た今だからこそ、大きく自分自身を変化させ、羽ばたいてみてはどうだろうか。

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