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感謝できる人だけを

私は今現在、とても友人関係に恵まれている。
私がどうとかいうわけではなく、本当に心から信頼のおける友人がほとんどであるからだ。
ただ私は友人の人数でいうと周りに比べて非常に少ない。
理由を簡単に述べると、私の人生に関わってくれたことに心の底から感謝できる人しか友人として認めていないからである。

そんな私の人との関わり方を少し紹介したいと思う。

無駄や消極的な感情を減らす

私は小学生までは周りのみんなと変わらず、多くの友人を持ち何も考えず遊んでいた。
もちろんその中で何回も仲違いがあり、楽しい反面で嫌な思い出も残していった。

中学生になった私は、人との関わり方を見つめ直そうと思い立った。
小さな我慢、不満は結局定期的に爆発するときが来てしまう。
せっかく楽しい日々を送っていても、それらを無かったことにしてしまう。
そういった経験は不必要で、無駄であると考えた。

そこから私は心から信頼できる友人としか心を開かなくなった。

自分を偽り、みんなに良い顔をすることをやめ、その分の幸福を全て信頼できる友人に向けていた。

友人間の無駄や消極的な感情を極力減らすことで、面倒な集まりやトラブルに巻き込まれることもなくなり、ありもしない噂を立てられることもなくなった。

私と他人のお互いが無関心になったのだ。

人間観察の練習

聞こえは悪いかもしれないが、適切な友人選びの大切さに気付いた私は中学から高校までの間は常に人間観察をしていた。
おかげで今となっては人の目を見るだけで、その人が自分にとって信頼できるかどうかをある程度判断できるようになった。

人間観察で重要視するポイントは感情である。
別の誰かと接する時に落ち着いた感情が溢れ出している人かどうかを判断する。
注意するべきは、感情が無い人よりは感情を必要以上に露わにしている人だ。
そういう人は誰にでも等しく適切な感情を提供することができるため、誰かにとっての特別な存在である可能性は極めて低い。
その上、負の感情を制御する力は脆く、ちょっとしたことですぐにトラブルに巻き込まれてしまうこともある。

私は常に自分を持っていて尚且つ他人に強要しない、そんな感情が落ち着いた人を中心に友人関係を作ってきた。

感謝の気持ち

感謝の気持ちを常に持ちながら、人と関わることは非常に重要である。
こちらが信頼し感謝し続けていれば相手も自ずと返してくれる。

しかし、感謝の気持ちにも限界があるのだ。
誰にでも笑顔や感謝を振りまけるほど人は崇高に出来ていない。
だからこそ、自分が信頼出来ない、感謝の気持ちを持てない人に対しては徹底して無関心であり続け、自分が大切にしたい友人にだけ心を開き、感謝をすればいいと考える。

無関心である勇気を持つことが人間関係の中で、最も難しいが重要なことであるのだ。

今現在、浅く広い人間関係を持っているせいで、小さなストレスを溜め込んでいる人がいるならば、もう一度人間関係について見直してみたらどうだろう。
自分という人間を表現する対象を絞ってみてはどうだろう。

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