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蛇11年 大蛇軍→蛮国領、山白攻略戦

☯時代背景

大蛇軍は蛇10年に趙燕国と蛮国が争っている間、その隙をついて蛮領の末端をむしろ取ろうと出兵した。この地が山白である。当時の戦の様子はこちらの史記に記載されている。

その時、総大将には連戦連勝を納めていた鎖蛇大将軍を任命したが、なんと蛮軍が趙燕国との交戦を一度取り下げ、大蛇軍と徹底抗戦の構えを見せた。

その時の蛮軍の総大将には屯諒銀大将軍が任命され、当時の蛮国の筆頭将軍であった。この軍と交戦した大蛇軍は劣勢になり、本国からの撤退指令が出た事で敗走した。

これを受けて、蛮軍と大蛇軍とで激しい攻防を繰り広げる形になったのがこの蛇11年の出来事であった。

一度、蛇11年の出陣図を掲載する。

戦国n雄 蛇年11年 出陣図 

蛮軍は第二将の南郷政君大将軍を総大将に任命し、大蛇25番領に侵攻した。

これに対し、大蛇軍は三方向に分けて進軍した。統計上、大蛇軍のほうが数の上では不利なはずだが、蛮国の首都の要所である19番領を攻めることで、手厚く防衛させざるを得ないという作戦に出た。

この作戦が功を奏し、山白の地では蛮軍と大蛇軍は同規模の軍容で相対する形になった。今回はこの17番、山白で起こった戦について戦況を中継する。他の戦については結果のみ掲載する。

☯他戦結果

・大蛇軍→19番領
大蛇軍総大将:青峰将校、単騎出撃
蛮軍総大将:文陽大将軍、計4将
→蛮軍勝利

・大蛇軍→27番領
大蛇軍総大将:蛇丸将校、計4将
蛮軍総大将:貞昌権大将軍、計4将
→蛮軍勝利

・趙燕軍→無所属4番領
総開拓長:京介将校、計13将

・蛮軍→25番領
総大将:南郷政君大将軍、計8将
→大蛇軍防衛なし。

☯1日目

先に侵攻を行った大蛇軍を紹介する。

・総大将:青大将軍神 (16)
・副将:鎖蛇大将軍 (14)
・第一軍長:蛇道大将軍 (14)
・第二軍長:海雲大将軍 (11)
・第三軍長:足進大将軍 (11)

以下、大将軍4名、将軍5名の計14将で構成される。

次に防衛する蛮軍を紹介する。

・総大将:屯諒銀大将軍 (15)
・副将:相高大将軍 (13)
・第一軍長:文襲大将軍 (13)
・第二軍長:太鳳大将軍 (12)
・第三軍長:隋茶大将軍 (11)

以下、大将軍1名、将軍7名、将校1名の計14将で構成される。

昨年、大蛇軍は総大将を鎖蛇に任命し、山白を攻め敗北した。

今年はなんと新しく「軍神」に格上げされた青大将に総大将を命じ、計14将で山白を再び侵攻した。

これに対し、蛮軍は例年通り、筆頭将軍の屯諒銀を総大将に据え対応した。

以下当時の布陣図である。

蛇11年 大蛇軍→蛮国17番領 1日目 ①

屯諒銀は一度買った大蛇軍に対し、堅実に守りに徹した。

一方、総大将が鎖蛇から青大将軍神に変わったことで、大蛇軍の戦い方が一変した。

鎖蛇の戦法と違い、青大将はかなり力技で好戦的であった。

まず、両軍の副将同士が相まみえた。
蛮軍は相高、大蛇軍は鎖蛇だ。

そのまま副将同士の交戦になると思いきや、双方ずれて敵軍の総大将に突撃した。

大蛇軍は第二軍が加戦しようとするも、蛮軍第一軍に阻まれた。

これにより、両軍総大将は均等に手負いを負ったが、それ以上の深追いは許さない拮抗した戦況に持ち込んだ。

以下当時の布陣図である。

蛇11年 大蛇軍→蛮国17番領 1日目 ②

☯2日目

この日は、攻め込まれた蛮軍が優勢な日であった。

蛮軍は全体的に一番押し込んでいる、副将相高を先駆けに錐形の陣を形成した。

隋茶軍長も相高に加勢し、この敵軍総大将への追撃を強めた。

しかし、同様に押し込んでいる鎖蛇は少し苦境に立たされていた。

以下、当時の布陣図である。

蛇11年 大蛇軍→蛮国17番領 2日目 ①

鎖蛇は総大将に迫れたものの、蛮軍の包囲網が厳しく脱出するしかなかった。

しかし、そのわずかな攻撃も屯諒銀に届いていて、負傷させることには成功した。

その脱出には、大蛇軍第二軍長、海雲大将軍の活躍があったからであり、身を挺して蛮軍の包囲網を解いたのである。

しかし、これに蛮軍長、太凰軍が対応しただけでなく、最も押し込んでいた相高副将が狙いを変更した。

太凰が海雲と交戦しつつ足止めをしていたところ、海雲の背後から相高自らが迫り、これを討ち取ってしまった。

開戦2日目より、大蛇軍は軍長の一角を失ってしまった。

以下、当時の布陣図である。

蛇11年 大蛇軍→蛮国17番領 2日目 ②

☯3日目

大蛇軍第二軍長が討たれたことで、一度これを前線から退け、副官の足泉大将軍を指揮官に繰り上げた。

一方、蛮軍はこれまで活躍した副将の相高軍を一度退け、主攻を第一、二、三軍に変更した。

これにより両軍総大将は奥に引いた形になった。

以下、当時の布陣図である。

蛇11年 大蛇軍→蛮国17番領 3日目 ①

そして、この日も大蛇軍にとって悲劇の一日となる。

最初に攻撃を加えたのは大蛇軍だった。
第一軍、蛇道により正面の蛮軍第一軍と激しい交戦を繰り広げた。

流石は両軍、筆頭軍長を務めるだけあって、かなり互角な戦いをしていた。

次に動いたのは蛮軍だった。

蛮軍は第二、三軍を同時に突撃させ、大蛇軍総大将と副将を同時に狙った。

勿論大蛇軍はこれに対応せざるを得なかった。

しかし、蛮軍の本当の狙いは総大将や副将の首ではなかった。目的は総大将、副将、そして第一軍長の足止めを一挙に謀る事であった。

以下、当時の布陣図である。

蛇11年 大蛇軍→蛮国17番領 3日目 ②

太凰と隋茶大将軍らの攪乱に紛れて、なんと第一軍長文襲の副官である貞昌限将軍が小隊を率い、脱出した。

向かった先は、大蛇軍第三軍であった。
この軍長、足進大将軍は横に迫った蛮軍第三軍への追撃に夢中であった。

完全に他の動静が見えていなかった。

大蛇軍第三軍長、足進はこの奇襲を完全に見逃し、侵入を許してしまった。

そしてそこからの展開は電光石火のごとく、迫った貞昌限が足進を討ち取ってしまった。

なんと大蛇軍は二日連続で軍長を失ってしまった。

しかし、好戦的な青大将はこの結果を気にも留めなかった。

☯4日目

完全に勝機はまたしても蛮軍にあると思われた。

しかし、この日なんと青大将自らが最前線に出てきた。
軍神の風格はさすがの物で、追い詰められて尚、堂々としていた。

そしてこの日の開戦早々、悲劇が襲い掛かったのは蛮軍であった。

なんと、最前線に出てきた青大将自らが、まず蛮軍第一軍長の文襲大将軍と交戦した。

文襲もかなりの豪将と名が知れた武将であったが、なんと一太刀で青大将に討ち取られてしまった。

全く歯が立たなかったのである。

この蛮軍第一軍の綻びを青大将が見逃す筈がなかった。

青大将に後続してきた足泉が先陣を切り、なんと蛮軍本陣に迫ってしまった。

この刹那の猛攻は想定外で、屯諒銀の対応が完全に後手に回った。

敵を逃がした太凰軍も急いで足止めに入るが、青大将自ら太凰と交戦した。

戦の佳境に差し掛かった、布陣は以下の通りである。

蛇11年 大蛇軍→蛮国17番領 4日目 ②

屯諒銀の元に迫った、足泉は完全に奇襲に成功して、屯諒銀を討ち取ってしまった。

これにより、見事大蛇軍により、17番領の攻略に成功した。

大蛇軍戦勝

以下この戦の戦闘ログである。

☯戦闘ログ

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