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10月 老人施設 アオイは両手を合わせて握ったり開いたりした。緊張していた。 「例えば…こん…
2105年10月 老人施設 アオイはヒナノにゆっくりと近付いた。嬉しさのあまり感激して涙が溢れ…
2105年10月 アオイの自室 「そうだ!ヒナノが生きているって言ってた!」 アオイの口から衝い…
2105年10月 車中で シュウは東屋の事を想起する。あのアンドロイドの…サヤカは次々と古い過…
2105年10月 救急医療センター:個室 ユリコは目を開いた。白い天井が見えた。ベッドにいるよう…
2105年10月 カノミドウ邸 ガーデンにて ドクターヘリが庭に降り立った。シュウの妻のユリコ…
2105年10月 カノミドウ邸 東屋にて シュウはナナエと共に東屋にやってきた。 「やはりあなたですか。今度は一体何かな?」 シュウは微笑んでいる。アオイはホッとした。 「お時間を取って頂きまして有難う御座います」 シュウは椅子に腰掛けた。アオイと対角線になる。ナナエはモネの絵を眺めた。アオイは願った。2人共、今日はもっと時間を頂戴。でも…もうケーキは食べたから大丈夫よね?ね? 「夏祭りの言伝とは何ですか?」 「ミナトさんが転んで泣き出して…シュウさんがおぶってくれまし
2105年10月 カノミドウ邸 庭のテーブルセットに着いて来賓客と談笑していたシュウと妻のユリ…
2105年7月 カノミドウ邸 「サツキさん…ダメだった…」 アオイ達はテーブルに着いていた。モ…
2105年 夏 カノミドウ邸:東屋 やっとシュウと会えて、これから本題に入ろうとした矢先にモネ…
2105年 夏 カノミドウ邸:東屋 シュウが曾孫のナナエとこちらに向かって来る。ああ…!来てく…
2105年4月 サツキのアイディアでアオイはシュウに手紙を出す事にした。彼と会う7月迄はまだ3…
2105年4月 タカハラハルの自宅:リビング 「ナツはジュース!僕とモネはケーキ!ね〜?」 ハル…
2105年4月 サクラコのアトリエ サクラコが柔かに微笑んだ。 「今日から仲間になったカノミドウトウマ君です。皆んな宜しくね」 生徒達が笑顔で拍手した。 トウマはペコペコと先輩達にお辞儀をする。 「宜しくお願いします」 緊張しつつも口元には笑みが浮かんでいた。希望通りに生徒になれたのだから。 サクラコはトウマの背を押して椅子に座らせた。彼女は絵筆を持って林檎を指した。 「では、始めましょう。今日はリンゴを描きます。リンゴの特徴は?」 赤い!丸い!硬い!光ってる!甘酸っ