マネジメントを学ぶ理由 エピソード11
見慣れない街並み ありがたい事に、電車は動いていた。安全確認をしながらのため、速度を落としての運行だった。車内は空いていたので、座ることができた。座って間もなく、強烈な眠気がやってきた。うとうとしながら、何回かくず折れそうになり、乗り換え駅よりだいぶ手前から乗り過ごさないようにと、僕は立つことにした。立って窓の外を見ていると、見慣れているはずの景色に違和感を覚えずにいられなかった――。倒れているもの、壊れたもの、落下したものが見え衝撃的だった。道路に亀裂が入ったところもある