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自分が大切にしたいことを思い出す方法
毎日を生きていると当たり前じゃないはずの日常がいつしか当たり前になり、大切な存在がぼんやりと霞んでしまうことがある。
それは何かに追われて自分に負けたくないと思ってガツガツ生きていた時もそうだったし、目標を見失ってぐーたら生きてた時もそうだった。
いつも思うのは残酷な事実だけどハートの奥底にある大切なものは離れている時とか、いなくなってしまった時に気付きやすい。
大切なものを失った時、胸がはち切れそうになり、自分の体と繋がっていた片割れがいなくなってしまうようななんとも耐えがたい苦しさが溢れる。
しかし、その苦しみが耐えられなくなり消えてしまいたくなっていたのに、その苦しみもいつの日か薄れてしまっていつの間にかそれなりに日常を送ることができるようになっている。
「自分が本当に大切にしたいことって何だろう?」
ある時、そんなことをぼんやり考えていたら自分を取り巻く環境や思考がノイズで溢れていることに気づいた。
例えば情報のノイズで言うとSNS。
タイムライン上に並ぶ数々の情報。
フォロワーや再生回数、チャンネル登録者、イイねの数などについつい意識が向いてしまう。
確かにSNSは自分を表現するためには欠かせないツールであり、これからも積み重ねてきた経験を少しでも誰かとシェアしていきたい。
そしてこれからもたくさんの背景を持つ方々と繋がってご縁の輪を広げていきたいとも思う。
何よりフォローしてくださる方がいたり、応援のメッセージを頂けたり、イイねが付くととても嬉しいし発信を続けていく上での励みになる。
けれども他者からの評価に自分を委ねている部分がたくさんあり、時々自分の軸が揺れやすくなる時があった。
「なかなか伝わらかったなぁ。」
「もう少し良い表現の仕方があったかも。」
こんな感じでよく1人でプチ反省会を繰り返しているけれど、相手に届けることや評価されることに気を取られすぎてしまうと発信の先に自分が大切にしたいことや個性をついつい置き去りにしてしまいがちだ。
そんな時に私はSNSやネットが絶たれた世界を想像する。
TwitterやInstagram ,Facebook ,Youtubeなどなどあらゆる発信媒体が無くなり、ネットが通じなくなった世界を思い浮かべてみる。
毎日SNSに触れている生活が習慣になっているからなかなか不便な世界だ。
しかし、そんなノイズが減らされた世界を想像した先に大事にしたいことを思い出すためのヒントが待っていた。
一緒にいたいひと、会いたいひと、好きな人とご飯を食べる時間などなど。
たわいもない時間の記憶が蘇ってくる。
それと同時にドキドキしたりトキメクことを思い浮かべてみると本当にやりたかったことが少しずつだけれど溢れてくる。
私にとっては夫や親友と次の日には忘れてしまうような話をしたり、一緒にご飯を食べている時間、無心になって山に登っている時間だ。
そしてもがきながらも頑張っている方とお話をしたり、時に背中を押したり、押してもらったり、一緒に伴走ができた時に喜びを感じる。
そんなひと時を守るためにこれからも自分を大事に生きることを大切にしていきたい。
そして私なりに自分を大事に生きるためのセルフケアのことについて、これからも発信を続けていこうと改めて思う。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
みなさまにとって素敵な1日になりますように。
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