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台湾食日記:甘味編



今日は初の海外ひとり旅で行った台湾で食べた、甘いもののお話。

夏の長い台湾では、暑いときにぴったりなヘルシー植物性スイーツが。まずこちら、オーギョーチ。漢字で書くと「愛玉子」。クワ科イチジク属の植物の名前で、台湾にだけ自生しているんだそう。乾燥したものを水の中で揉むとゼリー状になるみたい。ふしぎな植物があるもんだ。

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ぷるんぷるん

最初は、こんな感じで氷が上に乗った状態で運ばれてくる。氷を下の愛玉子と混ぜあわせ、キーンと冷やしてからシャリシャリ感を楽しむそう。言われた通りやってみたんだけれど、頭がかち割れそうなくらい冷たくなりすぎたので今度からは氷なしでいいなあ、とおもった。上からグァバシード入りのソースをかけ、いただきます〜!

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キンキン
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からだにやさしいおやつ、さいこう!
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つるんと、のどこしがすばらしい

つづいてはこちら。定番の豆花(トーファ)。こちらも大豆で作った、植物性ヘルシースイーツ。これ、ほんとうに毎日食べられる。

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左は白木耳(しろきくらげ)、右は珍珠(タピオカ)の豆花

冷たすぎず熱すぎず、ちょっとぬるいくらいの温度で提供されるので、体を冷やしすぎる心配なし。さらに今回発見した台湾スイーツの良いところとして、全体的に甘さ控えめ、というころ。だいたいのものがほんのり甘いくらいでとても優しい味。うれしい。

台湾では至るところに豆花屋さんがあって、どれもリーズナブル。100円ちょっととか。三週間の滞在で数カ所の豆花屋さんに入ったけれど、わたしは珍珠(タピオカ)豆花が一番好きだった。タピオカのプチっとした食感と、お豆腐のにゅるんという柔らかい食感を同時にたのしめて、嬉しくなっちゃう。これは一番好きだった、台東で出会った珍珠豆花。

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タピオカの海におぼれる

パッと見て見た目は変わらないんだけれど、珍珠の量が他店の倍〜3倍くらいあった。そして珍珠が柔らかすぎず、歯ごたえがちょうど良かった。たっぷりなみなみで小腹を満たすのには十分なおやつ。次の日また行っておかわりしちゃった。

豆花は日本でも見かけるけど、なにかがちがう。温度かな。実際的にも、比喩的にも。台湾の人は日本人と比べて温度があるなあと思う。あたたかいです、皆さん、とても。その台湾の人の温度が、豆花にそのままあった。

ほぼ菜食で、小麦アレルギーのわたし。甘いものが食べたいときは、たいていひと苦労ある。フルーツも体が冷えやすいので滅多に食べないし、じゃあドライフルーツやナッツは?というと昔からそんなに好きではない。

甘いものが欲しいときは自然食品店の干し芋とか、今の時期なら茹でたトウモロコシなんかをたべることは多いけれど、そんなわたしにとって'愛玉子'と'豆花'という二大植物性スイーツは、久しぶりに出会った安心して食べられるおやつだったのでした。台湾、また行きたい。


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