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旅日記

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旅先でのスプーン人匙ほどのお話。 Cover Photo : Yu Iwasaki / Berlin, Germany
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note×ことりっぷのコンテストで「尾道日記シリーズ」が大賞を受賞しました

note×ことりっぷお題企画「#わたしの旅行記」コンテストにて、今年5月の尾道滞在の日々を綴っ…

もうひとねばりの、夏休み|いすみ日記

2024.8.6(火) 朝いち、ヤギのところへ。 名まえはパクとチー。こわがって、中々近づ…

うまれた街へいく|会津日記

2024.8.4(日) 佐渡の虫崎、八重子さんの家で目ざめる。 起きたてでふらふらしながら…

八重子おばあちゃんとの一日|佐渡日記6

2024.8.3(土) 「五時に虫崎で」 ねむい目をこすり、待ちあわせの船着場へ。海は凪。 …

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魚と泳ぐ|佐渡日記5

2024.8.2(金) 佐渡の蚊は、あんまりぷうんといわない。 いうけれども、音がなんだか…

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人間は可愛い|佐渡日記4

2024.8.1(木) 六時に起きる。 おむすびをふたつ、今日はきゅうりの漬物と、きのうと…

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こがねの脈をゆき|佐渡日記3

2024.7.31(水) 三時半に目がさめる。 ひじの辺りがぷっくり腫れる。かゆさと、暑さからの寝ぐるしさで、空が白けるまで起きている。 二度寝をしたら八時。月の日がきて、あざやかな血がでた。ふとほかの国では、生理の婉曲表現にどんなものがあるのかしらべてみる。 フランスではケチャップ週間とか、いちごの季節。中国ではおばさんとか旧友とか、りんごパン。韓国では婉曲をやめようというので、生理は生理です、という記事。 集落のまわりを散歩。 田んぼがつづく丘から、海がひろく見える

島のひるね|佐渡日記2

2024.7.30(火) 六時半に目が覚めて、もういちど寝る。 ストレッチをして、きのうの…

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一日かけていく|佐渡日記1

2024.7.29(月) 九時、鎌倉をでる。 高尾、青梅を過ぎ、埼玉から高崎で高速を降り、R…

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かなしみで繋がる|ソウル日記7

前回までのソウル日記(抜粋)▽▼▽ 2024.5.14(火) ソウル最終日。宿から一本道を…

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韓国に惹かれるのは|ソウル日記6

前回までのソウル日記(抜粋)▽▼▽ 2024.5.13(月) ソウル六日目。朝、宿をでてふ…

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さんぽ、本屋、ごはん会の日曜日|ソウル日記5

前回までのソウル日記(抜粋)▽▼▽ 2024.5.12(日) Yがチャントルさんとコナンさ…

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雨降りの日は|ソウル日記4

前回までのソウル日記(抜粋)はこちら。 2024.5.11(土) 朝ごはんに、粥の店SUGAへ…

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山々との約束と街|ソウル日記3

2024.5.10(金) 宿をでて、レンガづくりの古い街並みを歩く。小さな水色のトンネルをくぐると、その向こうにバス通りがある。つぎつぎとやってくるバスに大学生たちが慣れたようすで乗り込んでいくのにまざって、窓際に席をみつける。筆でゆったりとした線を描くように、なだらかな坂をのぼったり、くだったりして、ソウル中心へむかう。 ひと目みておこうかと、向かったキョンボックンは外国人だらけ。観光客用の韓服で着かざった人も多い。東京もだが、ソウルもちいさな街なのにこんなにたくさんの