尾道日記vol.2 海が宇宙で、島が星なら
五月十三日 土曜日
海が宇宙で、島は星なら
朝、持ってきた玄米を三合ほど炊く。宿にあるのはステンレス鍋で、しかもIHで火加減の調節ができないというふだんとちがう状況のなか、なんどもようすを見ながら。きれいな蟹穴ができたのを見てほっとした。昨日買った野菜をソテーして、玄米にはごま塩。地元で育った食材を調理してたべると、旅がはじまった、と思う。それにしても、ひとりしずかに食べる朝食は瞑想にちかい。今日は鼻がぐずぐずで、あたまはふらふら。おまけに冬みたいに寒い。昼からは夜までや