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yamaライブレポ。生歌に惚れぼれし、生の心事に胸を打たれる90分。

感謝。

yamaさんほど「ありがとう」という想いを表現する力が美しい人は、いないのではないだろうかーー。

今日はyamaさんの全国ツアー初日に足を運んだ日のことを、yamaさんへの感謝を込めながら記していこうと思います。


夏の残り香をただよわせながら、秋のにおいが顔を出しはじめる9月上旬。

エンタテインメントの町と名を馳せるラ チッタ デッラに鎮座する大型ライブホール「CULB CITTA'」で、ミュージシャンyamaの全国ツアー
 “the meaning of life” TOUR 2022の幕は切って落とされた。

胸の高鳴りを抑えられないまま、わたしは川崎の地に立っていた。上野東京ラインの車輪から降りた瞬間に、指先は意味もなくソワソワととぐろを巻き、人の波に呑まれてなかなか前へ進めない道なりにつま先が細かくビートを刻む。

ライブ前お決まりのソワソワ体質に見舞われながら、人生ではじめてyamaさんのライブに足を運んだ。

お出迎えしてくれたのは、おりこうさんにみんなを見守るムニちゃん。(唯一無二のムニちゃんなんだって。)

yamaさんが「何か少しでも、自分を好きでいてくれるみんなに、お返ししたい」という想いで、ムニちゃんをライブ会場に呼んでくれたそうです。
(yamaさんの発想がかわいすぎる……。)

ムニちゃん、けっこうリアルでかわいい。
めっちゃ見てくる!

飾られていたお花も、繊細なyamaさんの歌声に似合う鮮やかなデザインでとってもきれい^^

ライブ会場に着いた途端にyamaさんが準備してくれた愛とyamaさんを応援しているファンのみなさんの愛に触れて、ホクホクと豊かな気持ちで待機列へ。

くるりと辺りを見渡すと、年齢層はかなり幅広くてびっくりする。学生さんや20代が多い印象は受けたけれど、40代〜50代辺りのダンディな大人のみなさんも多かったように思う。

世代を超えて愛されるyamaさんの魅力に「そうでしょう。素敵でしょう」と、なぜかわたしが誇らしい気持ちになってしまうのはどうしてなのだろう。

ライブに訪れることで、初めて好きを共感しあえる人たちに出会えたから嬉しかったのだろうか。

「yama好きなの?わたしも好き。あなたセンスいいね」だなんて、対等な一ファンでありながら、心の中で得意気に鼻を膨らませてしまうわたしをどうか許してほしい。

そして誇らしさを抱くと同時に、音楽があれば年齢も、性別も、立場も、何もかもを超えて、つながりあえることを実感する。

音楽って、なんて自由なんだろう。


開場寸前に大粒の雨が降り出すアクシデント(?)をもろともせず、yamaさんの歌声を楽しみにやってきたわたしたちは意気揚々にCLUB CITTA'へ……否、the meaning of lifeへ、いざ進入。

約1300人収容可能なオールスタンディングのライブハウスは、ステージとの近さが段違い。一番後ろに位置をつけてもyamaさんとバンドメンバーの姿がばっちり目に焼きつけられる。

座席指定のライブも好きだけれど、手を伸ばせば届きそうな距離から音をダイレクトに感じられるライブハウスも大好きだ。


ライブの開幕は、桃源郷。

透明感のあるyamaさんの歌声と力強く優しいバンド演奏が会場中をぐるりと包み込んで一体化させる。

一音響くたびに、全身が音でびしょ濡れになっていくのが心地良い。

「ライブのことを考えながら、アルバムの曲を一つひとつ、大事につくったんだ」と話してくれたyamaさん。8月末にリリースした『Versus the night』の曲もたくさん引っ提げたライブだった。

もちろんアルバム外の曲も忘れない。「生で聴きたい……!!」と思っていた「春を告げる」や「麻痺」も聴けて大大・大満足だ。

アルバム曲では、なかでも「光の夜」が素敵だった。美しい照明演出も相まって、心の隅っこにまで届くやさしい歌声に惚れ惚れとしてしまった。つい手拍子なんかも忘れて、口元に手を当てて、一音たりとも逃さないように耳を澄ましたほど。

それから「マスカレイド」もカッコよかった!跳ねるように飛び回るピアノアレンジに心奪われて、どんな風に指先が踊ったら、そんな音が紡げるのかと目を凝らしてしまった。

そしてやっぱり、この曲。yamaさん作詞・作曲による「それでも僕は」。

「ずっと、なんて自分は醜いんだろうって思ってきた。ライブが苦手で、だけど、それってみんなからの愛を台無しにしているような気がして。だけど、こうしてライブをしてみんなに会える、こんなに素敵なことってないですよね」

「自分の言葉で伝えることが怖くて、ずっと逃げてきた。だけどもう逃げるのはやめよう。曲を書こうと思った。でも難しくて、自分は何が言いたいんだろうって分からなくなって……。だけど『それでも僕は』は、みんなに向けて書こうって決めたら、スラスラと歌詞とメロディが降りてきて、一気につくれたんだ」

「等身大の自分を見せることで、きっと、誰かを勇気づけられるかもしれないから。これからも、歌いつづける」

音楽を紡ぐように、一言ひとことに想いの体重をかけて伝えてくれたyamaさん。なんて熱くて、やさしくて、美しい言葉なんだろうと視界がぼやけた。

「みんなに届けようと歌う自分の音楽は、あたたかいって思えるんだ」

そう話していたyamaさんの言葉が、歌詞ともリンクして余計に心が締めつけられた。


アンコールの最後は「世界は美しいはずなんだ」。

最後のさいごまで、yamaさんのメッセージがつまった最高に、あったかいライブだった。

Twitter @douhwe より

オリジナルステッカーは、yamaさんからみんなへのプレゼント。みんなに喜んでもらいたくて、いろいろ考えて準備したという話がまた、yamaさんの人柄のあたたかさを感じさせる。

こっちは、ガチャガチャでget。

早速、フェスバンドをいっぱいぶらさげた通称フェスマウントバッグにつけてみた!いー感じ!

一緒にライブへ足を運んだ相方は、たこ焼きをgetしていた。かわいい……!

濃い、濃い、約90分だった。

yamaさん、ありがとう。

yamaさんが歌いつづけるように、わたしもyamaさんの歌を聴きつづけます。

by セカイハルカ 
画像 : sugieさん(ゆるっとしてかわいい♡)
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