2023/12/04(月)外国人の殺気に満ちた目と睨み合い、感じたこと。
外国人と日本人の違いは何だろう。
イタリアでサッカーをしている先輩は『目』だと教えてくれた。
なるほど、『目』か。
アルバイト先のカラオケ店で、その理由を目の当たりにすることになる。
カラオケ店での僕の業務は外国人の案内で、先日はスペイン人一行を担当した。
お酒が入った西洋人は止められない。日常的にパーティをしているからなのだろうか、屈託のない彼らの陽気さに圧倒されてしまった。
時間が来たのでお会計へと案内する。
すると、どういう訳か感情的になった彼らがスペイン語訛りの英語で僕に詰め寄ってきた。
「俺は忘れ物を取りにホテルへ戻っていた。お酒は飲んでいないから、料金を払うのはおかしい!」
いやいやいや。
自分ずっとバルの中おったやんか。
撮った写真見たら全部映ってはりますやん。
そう言い返してみたが、彼らは一歩も引くことはななかった。
ジェスチャーを駆使し、今にも殴ってきそうな目つきでこちらへと迫ってくる。
僕なりに胸を張って対抗してみたが、彼らが慄く(おののく)ことは決してなかった。
殺気に満ちた目。闘争心。
40そこらのおっちゃんが、たかが2000円を巡って目の色を変えられるだろうか。
本気で生きてる奴は『目』が違う。
自分の主張を貫き通し、舐められないよう相手を睨みつける。
一触即発寸前。スペイン人との睨み合い。
彼の『目』は、
これでもかと言うほどイカレていた。
サムライ魂、日本人である僕も負けていられない。戦いの際には『目』の色を変えて挑んでゆこう。本気の生き様が『目』を変える。
とは言え、『相手を睨みつける目つき』が本当に必要なのだろうか。
戦うことが偉いのでない。
僕たちにとって本当に必要なもの。
それは、どんな外国人とも打ち解けられる
『心優しい目つき』
に違いない。
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