見出し画像

中国の大学に留学しているのに、IELTSの勉強をしようと思った理由

どうも!
セイタです!!
北京大学修士課程で社会学を学んでいます。

下記のようなイベントがあったのと、新年の良い機会なので自分自身の決意表明も込めて記事を書いてみようと思いました。


題名にもある通り、今年一年で頑張りたいこととしてIELTS及び英語の勉強を挙げています。IELTSは英語圏への留学や永住をご検討でない方にはなじみないかもしれませんので簡単に説明させていただくと、以下のようなものになります。

IELTS(International English Language Testing System)は、米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、および英国を含む英語圏の国々に留学、就労または移住を希望する人々の英語力を測定する、ハイステークスの英語試験です。

IELTSは、4つの英語スキル(書く、読む、聞く、話す)をはかるテストで、IELTSアカデミックとIELTSジェネラル・トレーニングの2つのモジュール(タイプ)があります。

IELTSとは?


比較的皆様にもなじみのあるTOIECやTOEFLとスコアを比較してみると以下のようになります。

CEFR/IELTS/TOEFL/TOEIC/英検のスコア換算表


それでは、「なぜ頑張りたいと思ったか」「どのように頑張っていくか」「どの程度を目指すか」について話していきたいと思います。


現状の英語力について

TOEICスコア

まず、すごくわかりやすく数字で示させていただくと、数年前に受けたTOEICでは770でした、、、

一般的にいえば、そんなに悪くないのですが、世界トップの大学の留学生としてはさすがにひどすぎるかなといった感じですね、、、



アメリカの帰国子女の友人の評価

僕は北京に渡航する前にソウルに1か月ほど滞在していたのですが、滞在期間中はソウルで働くアメリカの帰国子女の友人宅にお邪魔していました。

ある日、その友人が韓国人の彼女(アメリカの帰国子女)を連れて帰ってきたのですが、なんと日本語も中国語も使えません!!!

仕方ないので、錆びきった英語力で1時間くらい仲良く話してました。気を使ってわかりやすいフレーズで話してくれる良い子でした。


彼女が帰った後に、その友人に「俺の英語どうだった?」と聞いてみたところ、「TOEFLでいえば、スピーキング17」と言われました。仮にライティングもリスニングもリーディングも17だとすると僕のTOEFLスコアは68になります。IELTSでいえば6、TOEICでいえば740~820くらいの点数です。

ついでに、「学習者って感じの英語やわ」とか「Rの発音が単語全体にかかっている。Rは一瞬だけ発音しよう」とか諸々フィードバックを受けました。



英語を頑張りたいと思った理由

Global Exposureのため

ぴたりとあてはまる日本語が思い浮かばないのですが、ざっくり「グローバルに進出する」みたいな感じです。

この単語を意識したのは以前中華系のシンガポール人の子と中国語でチャットしていた時です。その子が「Global Exposure」って単語をその子が使っていて、その時に「これだ!!!!」と思いました。

最後の文は「君が交換留学に行きたい理由は、勉強のためじゃないの?Global Exposureみたいな感じ」といった内容です

多分シンガポール人の子もピタッとはまる中国語見つからなかったから、英語でチャット入力したのだと思います。僕も考えてみたのですが、ピタッとはまる日本語も中国語も今のところ見当たりません。


現在、自分は中国でも日本でもない国で博士号取りたいなと考えています。その足掛かりとして、まずは交換留学に行きたいなと思っています。

今個人的に一番行きたいと思っているのはシンガポールの南洋理工大学です。2023年のTimes Higher Educationのランキングでは36位の世界屈指の名門です。(北京大学17位、東京大学39位)

また、シンガポールの経済や社会構造、華僑の多さといったところにも魅力を感じています。なにより自分は寒さに弱いので暖かいところに行きたいです笑

他には北欧の大学もいくつか検討していますが、やはり南洋理工大学に行ってみたいなと思っています。

また、北京大学とワシントン大学の社会学部はダブルディグリーの協定もあるので、十分な英語力がつけば挑戦したいです。



社会学って結局欧米の学問

自分が専攻している社会学って欧州で生まれて、現在はアメリカで発展している欧米が中心となっている学問といえます。自分が北京大学で社会学を学ぶ時も参考文献は6,7割が英語及び翻訳書です。

ちなみに、今期はフランス革命についてのプレゼンをしたのですが、中国語でも日本語でも翻訳されていなかった参考文献が課題だったので英語版を読んで頑張ってプレゼンしました、、、

こんな感じで英語中国語交じりで作ってます~

なので、英語ができると社会学をちゃんと理解するうえでかなり便利と感じました。




勉強の仕方

Udemyの教材

自分はIELTSを受けたことのない初心者のため、まずはしっかりと概略を掴もうと考えました。ですので、まずは下記のUdemyの講座を購入しました。

定価は19,800円なのですが、自分はセールで1,600円で購入しました。安いときだと1,200円くらいの時もあります

なんとこのコース90時間あります。
なので毎週2回3時間の授業を受けたとして1学期で終わるくらいの量です。それがたったの1,600円で受けれます。

2023年1月5日時点の評価ですと、約36,000件で4.6/5の高評価の授業なので、クオリティも申し分ありません。

なので、IELTSの初期の勉強はこの講座とテストの復習をメインに行っていこうと思います。問題はどうモチべーティングするかだけですね、、、



英語全体の勉強法に関して

自分はいつも何かの勉強を始める前にそもそも勉強法の勉強にかなり時間を割きます。

そこで一冊だけ英語の勉強法に関する本を紹介させていただきます。

プログリットという英語学習専門の会社の社長が書いた本になります。ちなみに、元マッキンゼーの方です。

amazonリンク

この本はエビデンスベースに英語教育について語られているので、ためになることが多かったです。

たとえば、英語学習の定番ともいえるシャドウイングに関して以下のような記載がありました。

シャドウイングをする目的は、ズバリ「音声知覚の自動化」です。
(中略)・・・

脳内メモリのほとんどを音声知覚に使っている状態から、メモリのほとんどを意味知覚に使っている状態に変化させることを、「音声知覚の自動化」といいます。音声知覚の自動化とは、音声知覚に頭を使わなくても音声知覚を完璧にできる状態を作ることです。
(中略)・・・

音声知覚を自動化するということは、一つ一つの音源を、余裕でシャドウイングができる状態にすることとほぼ同義です。音源のレベルや英語力にもよりますが、一つの音源について、100~150回程度シャドーイングするのがよいです。

岡田祥吾:『英語学習2.0』 2019 p115-19

この文章で自分のシャドウイングに関する認識が改められました。気になる方はぜひ一度本書を手にとってみてください。



最終的な目標としてはIELTS7.0の取得を目指していきたいと思います。ただ、交換留学で求められるIELTSは6.5、低いところだと6.0なのでまずはそこをしっかりとれるように頑張っていきたいです


それでは、本記事は以上とさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


本記事のように英語学習に関しての記事を
下記のマガジンで今後も紹介していく予定です。


もし気に入っていただけたならば、
スキとフォロー、マガジンの購読よろしくお願いします~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?