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3D Academyの授業と1か月の成果について

どうも!
セイタです!!
北京大学修士課程で社会学を学んでいます。


2024年の1月にフィリピンのセブシティにある3D Academyという語学学校にて1か月語学留学を行いました。留学の結果、英語力にどのような変化があったのかについて書いていきたいと思います。結論から言えば、英語力はほとんど変わりませんでした(笑)


2023年8月にもIELTSを2回受けていたのですが、ともにBand Scoreが6.5でした
。今回の留学でもIETLSを受けていたのですが、点数が全く変わりませんでした。ついでにいうならば、Listening、Reading、Speaking、Writingの個々のスコアの合計まで同じでした。

今回の留学ではバーに通ったり、クラブに行ったり、観光したりと、「楽しむ」ということに重点を置いていました。そのため、一概に3D Academyが悪いとは言えませんが、あくまで主観的な感覚としては以前通ったEnglish Breakthorughの方が先生の質が高いような気がしました。


この記事の対象者は
・フィリピンの語学学校に興味のある人
・3D Academyを検討中の人
・英語学習法に興味のある人

となります。




3D Academyの管理体制

この学校の管理体制は僕が以前利用したEnglish Breakthroughと比べるとかなりしっかりしているように感じました。(English Breakthroughは格安の語学学校だったので、その分管理が行き届いていなかったのもありますが)


まず、入学したタイミングでレクリエーションや英語力テストがきっちり行われます。次に、オフィスには常にマネージャーやインターン生がいて、困りごとがあれば、聞いてくれます。また、週に1回先生の変更も可能です。(指名の場合は有料)


そして、何より下記の『3D Academy寮規定』といったものが用意されており、門限や飲酒について細則があります。

なので、「しっかりとしているな」という印象を受けました。



強いて言うのであれば、「帰国後にIELTSの成績証明が学校に届いていたはずなので、それを写メってほしい」という依頼をしたのに未読スルーされたくらいですかね??



先生の授業の進め方

語学学校の運営側の仕事は、環境を整え、先生をそろえ、学生を集め、先生と学生をマッチングさせることにあります。そのあとは先生-学生間で物事が進んでいきます。下記の写真のように先生と時間、そして何を学ぶかが準備されています。


3D Academyは先生に対して特段クオリティコントロールを行っていないという印象を受けました。なぜならば、すべての先生が異なる教材でばらばらの教え方だったからです。この点については賛否が分かれるかと思います。クオリティコントロールの難しさもそうですが、無理やり教授法を矯正した結果、先生独自の良さがなくなる可能性もあるからです。


以下、自分が体験した先生がざっくりどのような形で授業を進めていったかについて書いていきます。




Phillip

この先生はIELTSのListeningとwritingのグループ授業担当です。とはいっても、ぶっちゃけ特に何もしてません、、


まず、Listeningの授業についてなのですが、最初の30分でリスニングを解きます。あとの20分で答え合わせです。以上です(笑)特に解説もありません。


ついでに言えば、スピーカーの音質がめちゃくちゃ悪いです。IELTSのListeningのスコアが6~6.5なので本番だとだいたい6割から7割取れているのですが、ここでのListeningだと5~6割、ひどいときだと4割とかでした。


Writingは基本的に問題を解くだけです。お昼に添削したものを返してくれますが、ほとんど添削されていません。ちなみに僕のwritingのバンドスコアは6.5くらいなので全然添削の余地がありますし、Grammarlyという添削アプリを使うと5-10倍は添削されます。


ただ、たまにwritingの書き方についての講座を10-15分程度でさらっとやるのですが、それは結構わかりやすかったです。めんどくさいのはわかりますが、もっと授業形式にしてほしかったです。




Raven

この先生はReadingの担当だったのですが、一番良かったです。自分はリーティングが得点源でスコアも7~7.5のため、簡単な問題だと満点か1、2個間違えるくらいです。それでも間違えた問題に関して、なぜその答えじゃダメなのかをわかりやすく教えてくれました。


また、自分は比較的解くのが早く試験本番でも60分の内10分程度余ります。授業中も時間が余ることがあったら、僕自身が必要としている発音の練習をしてくれたりと痒い所に手が届く良さがありました。




Ian

この先生は、やる気はなさそうなのですが、ユーモアがあって面白かったです(笑)内容としては、会話の練習です。意見が分かれそうな文章を読んで、それについて自分の意見を話すといった形式です。


発音がおかしかったりすると、比較的よく直してくれるので、助かりました。ただ、語学学校の先生として、英語のできない日本人とずっと話しているせいかボキャブラリーがそこまでないように感じました。毎回1回はその単語何って聞かれました。確かに、僕がめったに使わないような単語を使うこともあるのですが、IELTSの単語帳に載っているような単語でも「This word is new for me」と言われたことがありました。


この先生にはおいしい料理屋さんやお酒を飲めるスポットをたくさん教えてもらったので感謝しています(笑)




Bong

この先生はIELTSのSpeaking担当でした。僕がフィリピン留学のIELTSコースに求めるものは、ズバリSpeakingです!!というのも、それ以外は割と自分で何とかできるからです。その観点から言えば、正直がっかりでした。


まず、授業に抑揚がなく、昼食後の2発目の授業ということがあって、英語よりも眠気を抑えることに精一杯でした。あと、コミュニケーションに影響はないのですが、フィリピン訛りが強く、語尾が変な伸び方をしていました。


授業の形式としては、IELTSの設問を投げかけて、こちらがそれに答えるという形式だったのですが、アンサーへの掘り下げも浅く、自分の英語表現をパラフレーズしてくれることもなく、発音の指導もそこまでなかったので、あまり伸びを実感できませんでした、、


George

この先生はグループ授業担当です。常にげらげら笑っているTheフィリピン人と言った先生です。授業は日常会話でネイティブが使う表現を映画から学ぶといったものです。ちなみに、ディズニーの映画が題材として使われていました。多分、先生の趣味です(笑)


まず、個人的な感想から言えば、動画が苦手なのでしんどかったです。ディズニーなんて20年以上見てないのでなおさらしんどかったです。次に、題材がよくありません。宇宙を旅するディズニー映画だったのですが、日常ではまず使わない単語がたくさん出てきます。なので、スピーキングで使えるチャンスが非常に少ないボキャブラリーや表現を学ぶことが必然的に多くなりました。



En-En

この先生はスピーキングを担当していました。一問一答形式で自分の考え方や価値観に関する質問に関して回答していくという形式でした。まあ、可もなく不可もなしといった感想です。



以上がざっくりとした先生の授業の進め方と自分の感想になります。総評としては、そこまでクオリティは高くないかなと言ったところです。前に行っていたEnglish Breakthroughの方が英語力の伸びをしっかりと感じることができました。また、僕は通常のコースよりも学費の高いIELTSコースを取っていてもなおそのように感じました。



先生の変更制度について

なお、先生が気に入らなかった場合は先生の変更をすることもできます。フリーの場合は週に1回無料で変更できます。指名の場合は、個人ならば200ペソ(約540円)、グループならば100ペソ(270円)/毎週でした。


そこで、評判の高い先生や振り替えで当たっていいなと思った先生を選んだので、変更後はそこそこ満足でした。




その他自習内容

また、授業以外にどのような勉強をしたのかについてもざっくりと共有したいと思います。自分は普段秒単位で勉強する時間を計測しております。もちろん、トイレに行った時間や携帯を触っている時間、ボーっとしている時間は勉強時間から省いています。なので、かなり厳密に勉強している時間のみを取り出しています。


週ごとに分析していくと以下のようになりました。

合計勉強時間:34時間46分
合計勉強時間:35時間22分
合計勉強時間:37時間59分
合計勉強時間:29時間51分


この「3D Academy」という項目が授業を受けた時間になります。
本来であれば、
・50分×7コマ×5日=1750分(約30時間)/週当たり
とならなければならないのですが、祝日だったり、僕が体調不良だったりで6-9時間くらい毎週少ないです。また、雑談しているときなどは計測していません。


ただこうやってみると、全然勉強してないなと思います(笑)
最終週を除いて、週当たり自習時間が12-15時間しかありません。ならすと、1日当たり1時間半から2時間しか自習できていません。しかも、語学学校に来て1週間は期末レポートに追われていたのであまり英語の勉強もできていませんでした、、



IELTSの点数の推移

それでは最後に、1か月の留学の成果がどうだったか共有させていただきます。以下、僕のIELTSの点数の推移です。

2023年8月と2024年2月で、セクションごとに変動はあるもののトータルでの点数は全く変わっておりません、、また、スピーキングが案の定伸びていなかったです。


なのでテストの結果から見ると、今回の留学の成果はほぼゼロ、せいぜい半年間で下がった英語力を元のレベルまで戻すことができた程度と言えるでしょう。


それでは、本記事は以上とさせていただきます。
フィリピン留学の際の参考にしていただければ幸いです。




当記事内でもさんざんと引き合いに出していましたが、前回の留学時にどのような勉強をしたのかについて書いています。



3D Academyをなぜ選んだのかについては下記記事をご覧ください。


以下の記事では、3D Academyの校舎内や周囲の環境について書いています。


3D Academyのご飯に関しては下記の記事をご覧ください。




下記のマガジンでは、フィリピン滞在に関することをまとめております。




下記のマガジンで英語学習に関しての情報を紹介していく予定です。


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