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ラグビーのリーグワン開幕戦中止にショック。選手に感染者らがいる状況では仕方ないが。祝祭感を出したかった

ラグビーの新リーグ「リーグワン」の開幕戦が中止となったニュースがあった。大変ショックだ。最近、国内でコロナの感染者が増えだしていたが、開幕戦を戦う埼玉パナソニックワイルドナイツでも、感染する選手らが相次ぎ、試合を行えなくなった。

7日に国立競技場でNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイと埼玉とで開幕戦が行われる予定だった。しかしキックオフ48時間前までに、試合登録に必要な選手が、埼玉にそろわないことが確定したという。

このため、公式戦実施要項により、東京ベイに勝ち点5が与えられ、埼玉は勝ち点0となった。

昨季、前身のトップリーグを制した埼玉にとっては、リーグワン初代王座に向けて、厳しい結果になった。

開幕戦には、5万円の豪華シートが設けられるなど、新リーグの祝祭感を出す工夫が準備されていた。

昨年末に、NECグリーンロケッツ東葛の選手が違法薬物所持の疑いで逮捕される不祥事があり、新リーグ開幕に暗雲が立ち込めていた。その中で、開幕戦までが中止となったのは、残念で仕方ない。

前身のトップリーグには、プロ選手がいたものの、企業色がなお強かった。その中で、チーム名に、地域名を入れて、新リーグを開催することは、ラグビーファンのすそ野を広げるためにも、好ましい取り組みに思えた。

2019年にワールドカップで、日本が8強に進出し、ラグビーに注目が集まった。さらに人気を増すためには、ラグビーは企業色を出すのでなく、地域に愛される共有財産とならなくてはいけない。サッカーのJリーグが成功した良い例だろう。

それだけに、国立競技場で行う開幕戦で、華々しくリーグワンがスタートして、多くの人の視線を集める必要があっただけに、今回の中止は残念だ。もちろん、開幕戦を強行するわけにはいかず、今回のケースは仕方ないのだが。

開幕節は8日と9日にも試合がある。府中にホームを置く東京サンゴリアスとブレイブルーパス東京。この2チームが激突する試合は、8日に味の素スタジアムで行われる。まさに「府中ダービー」だ。

開幕戦は中止となったが、面白い試合はたくさんある。ぜひ多くの人たちに、リーグワンを楽しんでほしいと思っている。

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