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「ベイビー・シャーク」は東京からワシントンへ、トンボ返りならぬ「サメ返り」。もっと聞きたかった。野球の話。

♪Baby shark,doo doo doo doo doo doo.
(日本語では、♪ちびざめ トゥルルットゥル かわいい トゥルルットゥル)

この曲が鳴り響く中、バッターが打席に向かうと、スタンドは踊る人たちでノリノリだ。

「ベイビー・シャーク」(日本語では、「サメのかぞく」)が球場中にこだまする。

両手を上下に叩く。前へ突き出す感じで。サメが獲物をパクッとたいらげる感じ。それを音楽に合わせて繰り返す。

日本では、西武の森友哉選手が使用していたが、そこへ昨年、米国から、「本家のサメ」が、襲来してきた。

ワシントン・ナショナルズが2019年に世界一になった際のメンバー。ヘラルド・パーラ選手。

ナショナルズは、盛り上がると、この音楽が流れる。しかも、パーラ選手が、この曲の盛り上げ役だった。

その選手が日本へ来る。ワクワク感が高まっていた。

でも、巨人では昨季、たった47試合の出場で、成績も2割6分7厘で4本塁打13打点。あっけなく、クビに。

期待が高かっただけに、正直、ガッカリ感もひとしお。もっと、あの曲を味わいたかった。

今季は、古巣のナショナルズにマイナー契約を結んだそうだ。まずはキャンプに招待選手として参加して、メジャー契約となれば、年俸は100万ドル(1億500万円)になるという。

わずか1年でトンボ返りならぬ、「サメ返り」。「ベイビー・シャーク」は東京では、あまり快音を響かせられなかったけれど、ワシントンに戻ったら、また古巣のファンを盛り上げる選手になってほしい。

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