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侍ジャパンのサポート右腕が快投!予備登録のロッテ・種市投手が4回無安打無失点。ケガから復活の足掛かりに

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の初戦を9日に控えた侍ジャパン。7日に行われたオリックスとの強化試合では、投手の正規メンバーをほとんど温存して臨んだ。そこで活躍したのが先発した予備登録のロッテ・種市篤暉(あつき)投手(24)だ。4回無安打無失点と好投し、ケガからの復活の足掛かりとした。

2016年にドラフト6位でロッテに入団した種市投手。2018年に1軍初登板を果たし、翌年プロ初勝利を挙げるなど8勝をマークし成長曲線を描いていた。

2020年に開幕ローテーション入りして、さらなる期待がかけられていたが、右ひじを故障。秋にトミー・ジョン手術を行い、2021年は登板なし。昨季も1軍登板はわずか1試合だけだった。

その中でつかんだ侍ジャパンの予備登録選手。9日のWBCの初戦前に主力投手の起用は避けたい。そのために回ってきたサポート投手としてのチャンスだった。

7日のオリックスとの強化試合で先発した種市投手。初めての日本代表のため、初回は2者連続で四球を与えてしまった。しかし続く中川圭太選手を併殺打、4番の杉本裕太郎選手を空振り三振に斬って取ると波に乗った。

二回以降は三者凡退の山を築き上げて、4回無安打無失点と文句なしのピッチングで役目を終えたのだ。

「(初回に)ゲッツーを取って落ち着きました。サポートメンバーとして貴重な経験をさせてもらいありがとうございました」と振り返った種市投手。

ツイッター上では、右腕の好投を「終わってみれば、種市最高やん!」など称賛の書き込みが相次いだ。

この好投を所属するロッテでの復活の足掛かりとしたいところだ。侍ジャパンの強化試合はWBCだけのものではなかった。復活を期す若者への最大のチャンスともなったのだ。

侍ジャパンの正規メンバーではないため、少なくとも1次ラウンドでの登板はない。それでも、好機で最大の結果を残した種市投手。ロッテでの開幕1軍マウンドが楽しみだ。

種市投手よ、侍ジャパンでの貴重な経験を糧に、今後の活躍を楽しみにしているぞ!

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