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黒人男性射殺事件に揺れる米国ミネアポリス。野球の試合は開催。国民的娯楽の満喫へ、穏やかな日常が戻りますように

警官による黒人男性への射殺事件に揺れるミネソタ州ミネアポリス。スポーツの試合が幅広く中止になる影響を受けたが、13日(日本時間14日)には、野球の試合が行われた。

元々、この日は地元ツインズの前田健太投手が先発マウンドに上がる予定だった。しかし、翌日のダブルヘッダー第1試合にスライドとなった。

この日、活躍した日本人投手は、対戦相手のレッドソックス、沢村拓一投手の方だった。
2-2の同点で迎えた6回裏に登板した。

先頭打者を味方のエラーで出塁させたが、次の打者をセカンドゴロの併殺打に斬って取った。そして、最後は96.8マイル(155.8キロ)の直球で空振り三振。

これで5試合連続無失点。この日、レッドソックスは4-2で勝利。この好投がチームの7連勝につながった。アリーグ東地区で首位を走るチームの立役者だ。

ただ、併殺打のシーンはヒヤリとした。打者はセンター返し。沢村投手に、あわや直撃かという当たりだった。

間一髪、身をかわして難を逃れた。その打球はセンターへ抜けそうに思えたが、併殺シフトでセカンドベース後方に位置していたセカンドのアローヨ選手が滑り込んで捕球。そこから、「4―6―3」のダブルプレイに。

沢村投手よ、「好事魔多し」といえる。ケガには気を付けて。

試合が行われて、ホッとしたが、この日はデーゲーム。今回のカードでナイターはなさそうだ。やはり事件をきっかけに、夜間外出禁止令が出た影響もあり、ナイトゲームは行えないのではないか。

アメリカでは、野球は「ナショナル・パスタイム(国民的娯楽)」と言われている。落ち着いた環境で行われてこそ、観客もこの娯楽をのんびり楽しめる。

それこそが野球観戦の醍醐味だろう。改めて思う。平和な社会、穏やかな日常が戻りますように。

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