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レッドソックスが広島の鈴木選手獲得に「全力」。現地メディアが期待。鈴木選手には「赤」のチームが似合う

メジャーリーグ挑戦を目指している広島の鈴木誠也選手(27)。ポスティングシステムを利用して海の向こうへ羽ばたこうとしている。その鈴木選手にレッドソックスが高い関心を寄せているようだ。地元ボストンのメディアが伝えている。

現在、メジャーリーグはロックアウト(施設閉鎖)のため、移籍交渉なども行えない状態だ。しかし、今年のアリーグ優勝決定シリーズにまで進んだレッドソックスは、来季の世界一へ向けて、チームの再構築を図るつもりなのだろう。

今季138試合に右翼で出場していたレンフロー選手をトレードで放出。交換相手は同じ外野手のブラッドリー・ジュニア選手だが、レンフロー選手ほどの打撃力はない。そのため、鈴木選手獲得に力を入れるだろうと、メディアが予測しているのだ。

鈴木選手に白羽の矢が立つのも当然だ。日本の記録はあくまで参考にしかならないが、2019年と今季の2度首位打者を獲得し、ゴールデングラブ賞も今季を含めて5度獲得している。まさに攻守ともに期待できる存在だ。ロックアウトが解けたら、鈴木選手獲得へ本腰を入れるに違いない。

センターにはエンリケ「キキ」ヘルナンデス選手、レフトにはアレックス・バートゥーゴ選手がいる。

ヘルナンデス選手は今季のポストシーズンで打ちに打ちまくった30歳。打撃センスが光るバートゥーゴ選手はメジャー経験5年の25歳。鈴木選手も加えると、攻守で他の強豪チームに見劣りしない力を維持できる。

もちろん、ポスティングでの競争となるため、獲得できるかは分からない。ただ、赤いカープの主砲が、海の向こうでも赤いユニホームで活躍する方が、似合っているのではないだろうか。

かつて、松井秀喜さんが巨人やヤンキースでプレーした後に、ロサンゼルス・エンゼルスに移籍した。

巨人もヤンキースも黒系のユニホームだったが、いきなり赤いエンゼルスのユニホームを身にまとった。その姿に、イチローさんが「似合わねえ」と本人を前に笑い出したエピソードは有名だ。

人には、イメージの「色」がある。長年、広島の「赤」に染まってきた鈴木選手には、やはりレッドソックスの「赤」は似合っていると思う。

ロックアウトが続く中、移籍の話は進まないが、鈴木選手がレッドソックスの「赤」の染まる日を楽しみにしたい。

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