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日本ハムの「ビッグボス」が絶賛。ルーキー金村投手が来季へつながる大きな2勝目。5カ月ぶりの1軍復帰でも「安定感ばっちり」

日本ハムの「ビッグボス」こと新庄剛志監督が太鼓判を押すルーキーがいる。ドラフト2位右腕の金村尚真投手(23)だ。開幕から先発ローテーションに入るほどの逸材。ケガのために1軍から離脱していたが、5カ月ぶりに帰ってきた。復帰初戦の先発で2勝目を挙げ、来季へ確かな手応えをつかんだはずだ。

22日に仙台で行われた楽天戦。金村投手は1軍登板3試合目。5カ月ぶりの復帰とあって、初回は若干もたついた。2死一、二塁のピンチを迎える。しかし相手の5番打者をサードフライに打ち取って、無失点で切り抜けた。

これで勢いに乗った。二回に四球で走者を出したが、得点圏に進ませず、この回も「0」に抑えた。

三回から六回まではスイスイ投球。「ワン、ツー、スリー」とアウトを重ねて三者凡退の山を築いた。

6回3分の2を投げて無失点。打たれたヒットは3本、四球は2と安定したピッチングを見せた。チームは3-0で勝ち、金村投手は今季2勝目を手にした。

富士大学では北東北大学リーグで通算25勝をマーク。大学屈指の右腕として日本ハムにドラフト2位で入団した。

今季、開幕からの先発ローテーションに入ったのは、チームの期待の表れ。実際、プロ初登板初先発となる4月9日のオリックス戦で初勝利を挙げた。

しかし「好事魔多し」。次の登板後に右肩の張りを訴えて1軍から離脱した。復帰まで5カ月かかったのは、チームが無理をさせなかったからだ。先発の柱の一人として、来季を戦ってほしい期待があった。

そこに新庄監督の声がかかる。「2軍では状態が良くないと聞いていたが、1軍では良くなると思ったから」。ビッグボスが金村投手の1軍復帰につなげた。

5カ月ぶりの1軍マウンドで、期待にそぐわぬ力を見せた金村投手。ビッグボスは「安定感ばっちりです」「良いものを見せてもらった」と手放しで喜んだ。

金村投手も「きょうはストライクゾーンで勝負することができた」と満足な表情を浮かべた。

この試合で爪にアクシデントがあったこともあり、今季の登板はこの試合で終えるようだ。

しかし期待のルーキーが見事な復活を遂げたのは間違いない。来季はさらに飛躍するだろう。

日本ハムの「金村尚真」。期待の右腕の名前を覚えておきたい。

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