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スポーツは平和の中で行われるもの。そう再認識させた米国の事件。ツインズ対レッドソックスの試合中止。MLBの話

スポーツは平和の中で行われるのだ。改めて、そう思わせることがアメリカで起きた。ミネソタでの射殺事件を受けて、メジャーリーグなどの試合が中止になったのだ。

11日(日本時間12日)に、ミネソタ州ミネアポリス近郊で、黒人男性が警官に射殺される事件が起きた。

これに伴い、抗議デモが発生し、一部が暴徒化。そのため、夜間外出禁止令が発令されて、ミネアポリスを本拠地とするメジャーリーグ、ミネソタ・ツインズの試合が中止となった。

元々は、ツインズ対ボストン・レッドソックスが予定されていた。ツインズは前田健太投手、レッドソックスには沢村拓一投手が所属している。

開幕3連敗後に6連勝と勢いに乗るレッドソックス。ア・リーグ東地区でトップに立っており、手強い相手との試合だったろう。

しかし、夜間の外出禁止令が出ては、試合どころではない。ミネアポリスは、昨年5月に黒人男性のジョージ・フロイドさんが警官による不適切な暴力で死亡した。この抗議デモから「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」のスローガンと共に大規模な運動が起きた地でもある。

12日にミネソタで予定されていたプロバスケットボール、ティンバーウルブスや、プロアイスホッケー、ワイルドの試合も延期が決まった。

今回の射殺事件で問題が長引けば、13日(日本時間14日)の前田投手が先発予定の試合にも影響するかもしれない。

改めて思う。平和でなければ、スポーツを行う環境は確保されないのだ。

世界にもっと平和を!その状況下で、もっとスポーツを!

ごくごく当たり前のことだが、私は切に願う。

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