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卒業の悲しさは世間だった
みんな、マスク、外さないな。そんな風に列の最後尾から思っているうちに、卒業式の会場になった体育館に入場していた。ピンと背筋を伸ばし、肩の力は抜いて、ブレない足取りで真っ直ぐ拍手喝采の中を進んで、ようやっと壁に飾られた紅白の幕が強烈に目に飛び込んできて初めて「あ、これ、本番だ。」と実感した。気づかぬうちに始まっているなんて、高校に1年の夏に転入した私をセルフオマージュでもしてるみたいね。
卒業式を迎
映画キャラクター感想(2/16)
※「キャラクター」を個性、生き様/または作り物やデフォルメの少し異なる意味で使っています。読み分けは解釈次第だと思います
✏︎ストーリーを順を追って
全ての事の発端、①家族の猟奇殺人を目の当たりにしたときの山城さんの怯えっぷりが本当の本当に平凡な人間の反応で心底可哀想でめちゃくちゃに可愛かった。絶対に目が合ってしまうことは分かっているのにその緊張感と不気味さ、心拍数の上昇させる焦らしとスリル