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岸田総理の「新しい資本主義」とは何か


#KENMAYA です。


本日は打ち合わせ等があり、時間があまりないため、取り急ぎの記事になります。明日の記事でより深く考察していきたいと思います。

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岸田総理が記者会見で語った『新しい資本主義』とは一体何なのか。

「目指すのは新しい資本主義の実現。成長と分配の好循環とコロナ後の新しい社会の開拓がコンセプト」とし、

・先端科学技術の研究開発への大胆な投資
・デジタル田園都市国家構想による地方と都市の格差是正
・経済安全保障
・「人生100年時代」の不安解消
・分配戦略
・財政の単年度主義の弊害是正

主な中期的政策目標として上記6項目の柱を掲げていました。


まず意味が分からないのが『デジタル田園都市国家構想』というワードです。これは都市集中型から地方への移住を促す、あるいは企業の地方移転をサポートするという構想なのでしょうか。正直一体どのような構想で、なおかつどのようにして地方との格差是正に繋がるのか、よくわかりません。

次に「人生100年時代の不安解消」について。なんとなく言いたいことは分かるのですが、これははっきり言ってしまえば実現不可能です。一番の要因は先進国諸国が直面している少子高齢化が、将来的な労働生産人口の減少に直結するため、例え技術的に進んでシンギュラリティが起こったとしても、国民全員が将来に不安を覚えない程の蓄財ができるとは限りませんし、財テクやマネーリテラシーの低い日本では、残念ながら金融立国となりえる可能性は低いでしょう。

最後に「財政の単年度主義の是正」について。これは財務省と真っ向から戦う所信表明でしょうか。確かに中長期での成長戦略を絡めた財政出動を単年度で回収することは困難ですし、コロナ禍での財政出動分を増税で回収するということは確実に弱った経済へさらにダメージを与えることになるでしょう。

ですので、国家財政のプライマリーバランスを中長期で見るよう是正するのは個人的には大賛成ですが、本丸である財務省や日銀、予算配分に不満のある各省庁が黙っているでしょうか?ここらへんを敵に回して長期政権になった試しを見たことがありません。


ざっくりとですが個人的な見解を述べさせて頂きました。

ポストコロナの経済対策は喫緊の課題であり、先進国のいずれも未だ不安定な状態を隠せていません。経済の基本原則がパンデミックによって崩れていることだけは確かですが、それが実態経済とかけ離れているのか、それともポストコロナのニューノーマルに対応していることで正当な評価に変化しているのか、これはまだ誰にも分からないことです。

一時のパニック相場に巻き込まれないように注意しなければならないこと、そして国の舵取りをする以上、あまり現実離れした絵空事を表明しない方が良いのではないか、そう感じました。

皆さんのご意見ご感想もお聞かせください。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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