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心理的安全性がある組織を作りたいときに読む本【徒然読書⑫】

コミュニティ論に興味を持ったときに、手に取った本です。

複数のコミュニティに属しているけれど、また行きたい!と思うコミュニティと次はいいかな・・・と思ってしまうコミュニティがあります。

その違いって何でしょうか?

ひとつの答えが「心理的安全性」だと思うのです。

そこで、今回は「心理的安全性」について書かれた本を紹介したいと思います!



今回は目的を明確にして、読んでみました。

「心理的安全性」はどう定義されるのか?
メンバーをどう巻き込むのか?

答えは幾つもあると思うけれど、この本での答えをまとめてみます。


心理的安全なチームとは、メンバー同士が健全に意見を戦わせ、生産的で良い仕事をすることに力を注げるチーム・職場のことである。

心理的安全性をはかる指標として、「4つの因子」があります。

話しやすさ、助け合い、挑戦、新奇歓迎

これらの因子を踏まえた上で、自分自身を問題の中に入れて考え、自分自身の「行動」を振り返ることが大事なのです。

まず4つの因子を意識して「行動」していくことが、心理的安全性への第一歩であり、「関係性・カルチャー」を変えていくのです。


そのためには、「心理的柔軟なリーダーシップ」が求められます。

心理的柔軟性とはこの「状況・立場・文脈」に応じて、とっている行動をより役に立つように切り替えられるしなやかさのことなのです。                             

心理的柔軟性には、3つの要素があります。

①必要な困難に直面し、変えられないものを受け入れる
②大切なことへ向かい、変えられるものに取り組む
③それら変えられないものと、変えられるものをマインドフルに見分ける

仕事には、予想外の出来事がしょっちゅう発生します。

そのときに慌てたり、誰かを責めたりするのではなく、ポジティブに受け入れる。

そして、考え方や行動を変えていく。

このような柔軟で適切な行動をとるには、「いま、この場で進行中の出来事に、気づき続けている」ことが重要です。

「マインドフルに見分ける」ためには、
・「いま、この瞬間」への気づきと集中
・「物語としての私」から「観察者としての私」へ
という二つに取り組むことが重要です。
「観察者としての私」
=自分の思考や感情、感覚や記憶を、他人の思考や感情、感覚や記憶を眺めるかのように、距離をとって観察できること


結論から言いますと、「心理的安全性」は「話しやすさ、助け合い、挑戦、新奇歓迎」がそろっており、チーム内で学習が進めれている環境です。

そして、メンバーを巻き込むには、自分から変えていく。
心理的柔軟性を前面に出し、チームも客観的に見て、「いま」を分析することが、一つの近道なのかもしれません。


頭では分かっていても、行動に移しているつもりでも、相手につたわっていないことも多いでしょう。

だからこそ、「いま」の地点において、自分を自分から切り離せるようになると、別の視点から見れるはずです。

そして、話しやすさや助け合いが飛び交えるような土台を構築し、新しい価値観を積極的に持ち込めたら、「いいチーム」になると思います。

特定の人だけが活躍するのではなく、全員が自分からやりたいと言って役割(仕事)を取りに行くかたちも、組織活性化につながるのかなと感じました。


あなたは、「心理的安全性」がある組織はどんな組織だと思いますか?

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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