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ネットコミュニティ戦略を学ぶ - 9つのデザイン戦略

ネットコミュニティについて学び中、大志です!
(大志を抱く中年│👉自己紹介

noteでやってることを、自分の”IKIGAI”に昇華したいなと思ってた。

そんなこんなで、ベンチャー時代にオンラインコミュニティ的なサービスを作ったことがあり、そのとき中古本で買った本を思い出して掘り出した。

「活発なコミュニティを作り上げ、成功に導くにはどうしたらよいのか。」
このことについて書かれた20年以上前の本「ネットコミュニティ戦略」。

noteを始めたいまの目線で改めて読むと、そこに書いている内容は現在も通用すると思った。

人とオンラインコミュニティと捉えると、20年間でデバイスやUIやテクノロジーは進化したが、そこでできる体験や集まる人の本質は、何も変わっていないということなのかなと思う。

というのもnoteで人気のメンバーシップはまさにコミュニティ・デザイン戦略が練り込まれていると思ったから。

これからnoteでメンバーシップを作る人、もう作ってるけど鳴かず飛ばずの方、既にそこそこのサイズ感でこれからもっと大きくしたいと考えている方などなど。自分やそんな人たちの参考になると思い、これからちょいちょい勉強がてら書いてく。

そして、順を追いながら、自分のメンバーシップ作ってみようかなと思う。


9つのコミュニティ・デザイン戦略

この本の軸として書かれている、9つの普遍的なデザイン戦略について。

本のごく一部の抜粋とともに、noteのメンバーシップの大枠を構想するに当たって、大事だなと思ったことを書いておく。

1. 「目的」を定義し、明確に表現する

メンバーのニーズを満たすことができなければ、そのコミュニティは仮死状態にあるといえよう。成功するコミュニティを作るためには、なぜそれを構築するのか、誰のために構築するのかという点を、まず理解しなければならない。

メンバーは誰で、どんなニーズを満たすコミュニティなのか?

noteのメンバーシップ、誰でも簡単に作れるけど、この目的が無いと、誰も来ない箱になってしまうということかなと思う。

人気のメンバーシップは、目的を定義し、明確に表現し、訴えてる。

2. 柔軟性と拡張性を備えた集いの「場所」を作る

目的が定義できたら、柔軟性に富んだ小さな集いの場所を作って、メンバーとともにそれを育てていく。

そのコミュニティではどこにどう集うのか?

noteの記事コメントも1つだし、掲示板も1つだし、noteの掲示板が使いにくければLINEだってXだってFacebookだってなんだっていい。なんならオンラインだけじゃなくてリアルでもいい。

人気のメンバーシップは、noteに限定しない場所を舞台に交流してる。

3. 意味のあるメンバー「プロファイル」を作り、常に充実させていく

強力なメンバー・プロファイルを作ったら、この情報を常に更新・進化させていくことで、メンバーに関する知識を深めていくことができる―それはメンバー同士が知り合う助けにもなるだろう。

そのコミュニティには、どんな人がいるのか?

この点は、noteのメンバーシップは中央集権的なものが多い気がする。中央にいる人に毎月お金を払い、中央にいる人からメンバーへと情報が発信され、そこにコメントがつく。
n人が集まってるけど、1:1コミュニケーションがn個あるというか。

その状態のコミュニティから更に発展させるときに、メンバーのプロファイルを作り公開し、メンバー間でのコミュニケーションの土台を作ることが一つの策か。
(ファンコミュニティ的な、絶対中央な人がいる場合はこの限りではないのかなと思う)

4. さまざまな「役割」を準備する

コミュニティが成長するにつれて、新しいメンバーにガイダンスを提供することはますます重要になってくる。一方で、古株のメンバーに対しては、リーダーシップの地位や、これまでにないものを所有したり売買できる機会を与える必要が出てくるだろう。

これも1:1コミュニケーションがn個ある状態から更に発展するときに必要になる考え方なのかなと思う。

たとえば、自分はnote大学卒業生🎈なのだが、その中には部活があり部長がいた。古株(?)のメンバーが部長をやられている。note大学ほど仕組みができたメンバーシップはそのあと見ていない。すごいなあと改めて思う。

5. 強力な「リーダーシップ」プログラムを作る

リーダーはビジターを迎え、新しいメンバーを勇気づけ、クラスで講義し、質問に答え、他のメンバーの楽しみをぶち壊しかねないトラブルメーカーに対処する。

人気のメンバーシップを運営する方は、積極的にコミュニティをよりよいものとするべくリードしてる。

参加したのにウェルカムされなかったり、質問したのに返事がなかったり、話すネタがない過疎った掲示板だったり、変な人がいたりしたときに、がっかり体験となり、メンバーシップが揺らぐから。

6. 適切な「エチケット」を奨励する

基本的な参加のルールを設けるとともに、コミュニティ規範を施行し、それを継続的に強化できるようなシステムを構築することが極めて重要になる。

基本的な参加のルール。継続的に強化できるようなシステム。

これは考えがいがある。

7. 恒例の「イベント」を実施する

コミュニティのロイヤルティを育て、メンバー同士の関係を深めるためには、定期的なオンライン・イベントの実施や、メンバーが自分でイベントを企画・運営できる仕組みが必要になる。

note大学の教育学部で、月1回のお題記事で100円記事サポートというイベントが定期開催されてた。ここまでメンバー同士の関係を深める領域に行ってるメンバーシップは少ないのかなと思う。

8. コミュニティに「儀式」を導入する

どんなコミュニティでも、儀式を通して、メンバーに感謝の意を表したり、メンバーが社会で経験する重要な人生の移行を祝っている。

これちょっと意味わからない。笑
もうちょい勉強してから考える。笑

9. メンバーによる「サブグループ」の運用を奨励する

大規模なコミュニティを育てるためには、メンバーが自分でサブグループを作り、運用できるようにしなければならない。

こちらまさにnote大学の部活。noteの仕掛けをハックして共同運営マガジンを部活のサブグループとしていた。始めたての頃は、メンバーシップの仕掛けも共同運営マガジンの仕掛けもよくわかってなかったが、いまになってわかる、やっぱりすごいよnote大学。

「ネットコミュニティ戦略」

そんなこんなで、読んだ本はこちら。

中古本1円(ただし配送料256円笑)。
(2/27 22:00時点)

中古本なので値段と出品者・状態まちまちだけどよろしければ一緒読みましょう!

noteでのメンバーシップを考えるうえで、この本はネットコミュニティ形成について多角的に書かれてて、コスパやばいかもしれない。巨人の肩に乗る。

続く


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