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いくつ知ってる?最近の「ネットスラング」

ネットスラングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。若者の間では、「ニキ」「草」「それな」などといった様々な表現によるネットスラングが登場しています。

SNSやネット掲示板、チャット内のコミュニティ上で使用されている俗語ですが、若者の間では頻繁に使われるため先生方にとっては戸惑う人も多いかと思います。

今回は、若者がネット上でどのような言葉を使っているのかネットスラングについてご紹介します。


ネットスラングとは

ネットスラングは、インターネットやSNS等のコミュニティで主に若者を中心に使用される俗語です。流行語とは少し異なり、省略した言葉、誤変換、顔文字などが挙げられます。「リア充」や「ググる」「(笑)」などもネットスラングが発祥と言われています。

ネットスラングの例として、「お疲れ様」を省略してかな漢字変換した「乙」(おつ)や、もともと笑いを意味する「www」が、草が生えたように見えることから次第に「草」に変化した例、他にも「空気が読めない」ことをローマ字変換し頭文字をとった「KY」もその一つです。

なぜ若者はネットスラングを使用するのか

あえて曖昧にぼかした表現を使い、その場のノリに合わせ会話を盛り上げるひとつの手段としてネットスラングは存在しています。

その背景には、現代の若者の気質がかかわっているようです。

最近の若者は、友人と直接的なコミュニケーションを避ける傾向があるようで、且つ短時間で効率的な文章を考え、そして新しい表現方法をおもしろがることから、ネットスラングが作られ、使われるのだと考えます。

最近のネットスラング一覧

では、最近の若者がよく使用するネットスラングはどのような言葉があるのでしょうか。

2019年頃から現在までに流行したネットスラングの一部をご紹介します。

・ニキ、ネキ
「ニキ」は「兄貴」、「ネキ」は「姉貴」を略した表現。頼りになる人、得意げにする人を表現する際に使われる。2ちゃんねるのなんでも実況J板及び元プロ野球選手の愛称(アニキ)が発祥。

・はにゃ
わからないことや、とぼけるときに使う言葉。人気モノマネタレント丸山礼が演じる美術部部長の井上千晶がよく口にすることから若者に浸透。

・無理ゲー
「達成することが困難」「不可能」といった際に使われる。クリアすることが困難なゲームに対して使われたことがきっかけ。

・メンブレ
辛い精神状態の際に使われる。メンタルブレイクの略語。

・とりま
「とりあえず」の意味。「とりあえず、まぁ」を短縮した言葉。

・ぴえん
悲しんでいる様子を表す際に使う。泣き声を表現する顔文字「(ノω≦。) ピエーン」由来であるとされている。

若者がネットスラングを使用する際の注意点

便利で楽しいということから、好んで使う若者は多いかとおもいますが、一方で相手を傷つけたり、悲しませたりすることもあるため使い方には注意が必要です。

侮蔑的な意味を含むネットスラングもあるため、安易な使用がトラブルにつながることもあります。

2年前にゲームでおなじみのセガの取締役が、人気パズルゲーム「ぷよぷよ」のeスポーツ選手に対し、ネットスラング「チー牛」を念頭に置いたと見られる発言で、容姿を揶揄して批判が殺到した事がありました。

友達同士で冗談として通じる言葉でも、安易にネットや公の場で使うと批判が殺到することも考えられます。

livedoorNEWS:https://news.livedoor.com/article/detail/18655521/

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はネットスラングについて紹介しました。
ネットスラングの種類は非常に多く、全てを覚えるのはとても難しいです。そして流行の変化もすさまじく早いため、ついこの間使っていた言葉が「古い」なんて言われることもあります。

効率的な文章であっても、場面により使い分けることがとても重要で、相手を傷つけ誹謗中傷にならないよう使用する際には注意が必要です。
語彙力の低下につながることはないと言われていますが、適切な表現でコミュニケーションがとれるようにしていきましょう。

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