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2024年アメリカ大統領選を見て古典SF小説によくあるパターンのデジャブを感じている私・・・皆さん!現実を生き延びる為にやはり古典SFの名作はたくさん読んでおきましょうw!
やはり、SFは読んでおいたほうがいい。そう思いました。
皮肉でいうのではなく、
21世紀の今、起こっている様々なことが、何らかの意味で、古典SF文学には書かれていたことの既視感だらけなのですよね、結局。
もちろん、
未来をズバリと当てたSF小説、なんていうのは、なかなかないけれども、
なんとなく、今起きていることと、似ているような設定、ないし、似ているようなテーマのSF古典は、たくさんあったよな??と思うことがしばしば。
というのはですね、2024年のアメリカ大統領選のニュースを観ていて感じたこと。
よく、トランプ候補のことを、「昔のSF小説に出てくる『アメリカが合法的な選挙で独裁的な人物に乗っ取られてしまうディストピア未来』のキャラクターによく似ている!」なんて言う人がいますが(たぶんブラッドベリの『雷のような音』あたりの世界観を想定していますかね?)。
私としては、むしろ、もう一人の候補のバイデンさんのほうが気になるんですよ。
だって・・・明らかに、引退したほうがいい年齢の、おじいちゃんでしょう?!それが「他に民主党に替わりがいないから!」ってあの高齢で激務をやらされていて・・・
案の定、討論会ではヘロヘロになって出てきた・・・と思ったら、休憩時間を挟んだらピーンと口が回るようになって戻ってきたじゃないですかw。絶対、控室で、最高の医療チームが最高の投薬を行ったんじゃないですかw。そうとしか見えません。
それって・・・アメリカが独裁者にのっとられるディストピアとは、また別のジャンルのSFでよく描かれていたところの・・・
もう老衰で死んでもおかしくない国家元首を、側近たちが「他に替わりがいないから」と延命に延命を重ねて、「200歳まで政治家をやらせている」、そして「本人も『もう死にたい』と言っているのに、最高の医療チームが死なせてくれない」というディストピアSFパターンそっくりじゃないですか。
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本当に、ビックリするようなことばかり、あるいは、気持ちが暗くなるような事柄ばかりに見える最近ですが、
19世紀や20世紀に書かれてきた古典SFに、案外、描かれていたことと似ている世界ってだけ・・・ともいえる。
ある古典SF文学で予想されていたよりも、最近の現実のほうがひどい、というケースもあれば、
ある古典SF文学で予想されていたよりは、最近の現実のほうがまだマシだった、というケースもある。当たり前だが。
何よりも、古典SF小説ファンでよかった、ということは、
どんな恐ろしいことが起こっても「まぁ、でも、小説家〇〇が予想していた範疇ではあるけどね」と、不必要に驚くことなく受け止められる、度量の広さは獲得できていることだったりします。こういう場合に〇〇に入る名前はどちらかというとディストピア系の作家さんばかりですけどね。
それでいて、私は、心のどこかで、
「現在、21世紀の時事ニュースはいろいろとひどくても、思い切り視野を広げて、22世紀とか23世紀まで見据えれば、人類は素晴らしい存在に大進化するポテンシャルもあるのだ、だから希望は捨てちゃいかん」と思っているところもある。
そんな希望を捨てずにいられるのも、『幼年期の終わり』とかの、「人類が大覚醒する」系のSFを若い時に読んだおかげなのですけれどね。。。となると、やっぱり、
SF古典は読んだほうがいいです!!と、私は最近ますます思うのでした。
※追記:ところで↑この作品の大ファンを公言してる私自身が言うのもナンですが、、、「SFの中では『幼年期の終わり』が好きですっ」て恥ずかしがらずに言える人に悪い人っていない気がしますね、、、ただし最近のハードで強烈なSFが好きな若い世代からは「甘い!」って言われちゃうのでしょうか、、、でも好きなもんは好き
子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!